2011 暑中・残暑見舞い Home



6組幹事  月村 博      2011.08.01

 暑中お見舞い申し上げます
今年は梅雨がいきなり明けたせいか、準備不足でスタミナ配分に苦労しております。
 ところで、先日の日経夕刊文化欄にノンフィクション作家の佐野眞一さんが東日本大震災の被災地を取材し、「津波と原発」を出版したという紹介記事で、同じ被災地でも福島と三陸とでは異質なものを感じたという。

 津波は人を冗舌にさせるのだろう。三陸では多くの人が経験を語りたがった。一方、福島ではみな口が重い。感情を吐露できない、封印されていると感じた。この違いは津波は「見える」が、放射能は「見えない」という違いからくるのではないか。見えない恐怖は人を寡黙にさせるのだ。

 この記事を読んだ翌日(7月28日)の朝日朝刊湘南版に「小田原の三番茶セシウム基準超」との見出しで、5月に検査した「一番茶」の検出量よりは少ないが、基準値を下回っていないため、県は茶葉の出荷停止を続ける方針とある。300キロも離れているのに、相変わらず放射能は雨や風に運ばれているようです。
 実は、我が家の庭には、ナス3本、キュウリ2本がよく育ち、毎日のように収穫できるのですが、”見えない恐怖”を気にしながら食用に供している次第です。放射能を吸収するという(?)ひまわりの種を播いたところ肥料(牛糞堆肥)が効いたのかあるいはセシウムの影響か
3メートル近くも伸びて今大きな花を咲かせています。
 5月の大田さんの講演を拝聴し、「そんなに心配することはない」と思いつつ、原発事故が一日も早く収束することを願うばかりです。 ここをクリックしてください。

 

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