2012 年始のご挨拶 Home



                            11期幹事長 今道周雄   2012.01.01

 新年あけましてお目出度うございます。

 昨年は実に多難な年でした。地震、原発事故、台風と息つぐ暇もないほど災難が襲いかかりました。1995年の阪神大震災が起きた時には、私は米国へ出張中でカリフォルニア州のサニーベールに滞在中でした。日本で大地震が起きたらしい、というTV報道があり皆でTVを取り囲んだのですが、闇の中で火災らしきものがちらりと見える程度で歯がゆいほど情報が入りませんでした。

 一方昨年の3月11日は、外から戻ってお茶でも飲もうとTVをつけたとたんにグラリと揺れがきて、そのままTVの前に釘付けとなりました。そしてあの大津波が押し寄せる有様が次々と映し出されました。思わず1991年9月11日の国際貿易センタービルへ飛行機が突っ込んだ光景を思い起こしました。映像の世界は現実に起こっている事を、ひどく客観的に映し出してあたかも映画を見ているような錯覚を引き起こします。

 今年は良き年であれと願っていますが、昨年からの災厄が尾を引き、さらにその処理に対する政治不在が歴然としている以上、今年がそれほど楽観できないだろうと思われます。TVで行われる国会中継を、我が身に関係ない映像世界の出来事として見ていてはならないと自戒しています。次に起こる災厄は、電気料金値上げ、年金引き下げ、消費税のアップ、国債の暴落、企業の崩壊などが予想されますが、年金生活者には対抗手段がないので、どなたか良い知恵をお持ちであれば教えて下さい。

 新年早々大変ご心配をかけます。


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