2015OHCD 11期主催公開講演レポート Home



その4 「地域は消滅するか」 受講者からの反響

2015.06.09   常任幹事 3組 佐々木 洋

 講演会参加者総勢38名から“下手人”グループ(三木講師、下赤応援団長、山本哲照懇親会奉行、太田・佐々木常任幹事コンビ)の5名を除いた33名のうちの27名からアンケートに対する回答をいただきました。80%超の高回収率でした。アンケートに対するご協力有難うございました。以下にそれぞれの受講感を五十音順・敬称略にてご紹介しますので、講演受講の追体験にお役立て下さい。

レポート終了に当たって、講師役を果たしてくださった三木邦之さんに対して、以下の山田泰昌さんのメッセージから言葉をお借りして、同期生一同を「誇らしい気持ちにさせてくれた」ことに対する感謝の気持ちと「素晴らしい人生、よかったなあ!」という祝福の辞を深甚の念を込めて贈らせていただきます。

アンケート
淺井恵子  小田高同窓生の友人
 真鶴に引越してまだ2年ちょっと。「美の基準」も引越してから知りました。いつか三木さんから直接お話しをうかがいたかったので、念願がかないました。今後も真鶴に住み続けるつもりですので、自分のこととしてじっくり考えてみたいと思います。

11期8組幹事  安藤 彬
 遅刻して申し訳ありません。初めから聴きたかったです。

11期2組    石井敬士
 貴重なお話大変参考になりました。町行政を担当された苦心談等から敷衍しての地域のあり方について考えさせられました。

11期6組幹事  石塚敬一
 実体験に基づいた説得力のある解説で大いに参考になった。

WEB11代表  今道周雄
 大変立派な講演を聴かせて頂き有難うございました。

11期4組幹事  植田研二
 水の条例など 町の行政力をフルに活用し 町の環境、住民の生活を守ったお話を聞き、感銘を受けました。 ブームに乗り箱物を造り、維持管理費に泣かされている自治体の話や、大型リソートマンションを造り 住民がたまにしか来ないため、部屋に電燈が灯らず ゴーストタウンのようになっている例などマスコミで報道されています。外圧は大変だったと思いますがこれに抗し、町の方針を貫いたことは大変立派な見識であったと思います。
懇親会の席で三木さんと直接お話ししましたが私は小中学校が箱根湯本で、小学校の上級生の時は 毎年夏休みの初めに 臨海学校で真鶴小学校に泊まり海水浴をしたことが楽しい思い出です。このこともあって真鶴には親しみを感じています。 このたびの日本創生会議の答申で 箱根と真鶴が消滅の可能性のある自治体として神奈川県のワースト1,2になっています。 何らかの対策が必要だと思います。 私が成人したとき 箱根の成人式場に出席しますと、男性は中学同窓の顔なじみばかりであるのに対し、女性は同窓生の他にほぼ同数の知らない人が混じっていました。これらの人は他所から転入してきて、旅館で働く女性や芸者さん達でした。芸者さん(の卵)を含む女性が男の倍もいる成人式は華やかなものでした。 つまり当時は箱根には労働者、特に女性を呼び込む大きな吸引力があったということです。 この力は今は失われたのでしょうか。 三木さんの説明では 箱根の観光業は今でも雇用力を持っているがこれらの労働者たちが、住居としては町内に住まず、教育環境などの理由で小田原など 町の外に住み箱根へ通勤して来るのだということでした。箱根が観光業を持ちながら、消滅可能都市のワースト1になっている状況が三木さんの説明でよく理解できました。

11期3組    江木紀彦
 「中央集権→地方分権」と、人口減・高齢化と地方の衰退について身近な例として考えさせられました。

11期8組幹事  植田武二
 町長として実際の行政に当たっただけに、具体的な事例や裏話も聴けて興味深かった。自治体、地域の消滅等の話ももっと時間的に余裕があれば詳しく聴きたかったが、丁度良い時間帯なのだろうと思います。

11期4組   江口恵一郎
 「中央集権→地方分権」と、人口減・高齢化と地方の衰退について身近な例として考えさせられました。

11期3組    遠藤紀忠
 判り易い講演であった。「地方創成」が叫ばれる折タイムリーな話であった。

11期4組   大倉冨美男
 同窓生の三木君のナマの話を聞いたのは、高校時代以後初めて!もちろんそこには当方が10年も日本にいなかった事情などもある。しかし、よく、真鶴町のために頑張ってくれた!なんとかその足跡を生かして今後の日本の地方都市のために活かしていきたい。三木君の仕事には、結果にせよ、それだけ重要な意味が込められているのだ。

11期2組    久野厚夫
 オリジナリティのある施策!今、我が国の地方都市に欠如している事が此処にある様な気が致しました。大変参考になりました。

11期6組    瀬戸章嗣
 大変素晴らしい体験談と考え方を聴きました。有難うございました。

11期2組    高橋文哉
 色々考えさせられる提言を三木氏から聴かせていただいた(地域の財政力など)。

11期2組    高橋圭子
 「水の条例」、「美の条例」の真鶴町のやり方を通して地方行政の在り方を改めて考えさせられた。本当の地域のあり方を強く語っていただき有り難く拝聴した。これからの日本の地方の行政を如何にしていくか、今日の東京一極集中の中で一石を投じる講演であった。

11期6組幹事  月村 博
 町長を経験してのお話しには感じるものがあります。小田原市周辺の合併は近い将来実現しないと近隣の行政が行き詰るのではないかと思う。

11期3組幹事  辻 秀志
 「地域消滅」の対策に答えはないという話になってしまったね。住民の知恵を出さねばね。利己的でない人にならねば!「2市8町合併論」が私の持論ですが一致しますね!(以前、小沢市長の100人委員会で提したのだが?)合併と勇断をしてなかった感じがする!

11期4組    西川岳男
 三木さんの話は、合併問題等、体験を通しての話で良かった。

11期2組    眞壁徳光
 住民生活に一番大切なインフラである水の問題に如何に対処されたか、三木元町長のお話しに迫力を感じました。真鶴町の問題は日本国全体の縮図のように感じられます。三木氏のお話しは他の自治体にとっても重要な参考になるのではないでしょうか。

45期     三木葉苗
 未来についての展望も少し伺うことができて良かった。とてもいい講演でした。

11期2組    山田泰昌
 真鶴町長としての苦闘の12年の中で、初志を貫いて、町政を健全化した想い・悩みが語られ共感を覚えた。同期の仲間の一人として、当時、陰ながら応援し続けていたことを思い出し、誇らしい気持ちにさせてくれた。ご苦労様でした。素晴らしい人生、よかったなあ!

11期3組    山本悟正
 少子高齢化、町村合併のリスクなどの課題に尽力された三木元町長の熱意ある地域を作っていく現場の経験・実際を聴くことができた。どこででも考えていかなければならない行政の係わりを考える有意義な話だった。同期生から活発な「町づくり」の質問も出て良い会だった。

11期8組幹事  湯川 豊
 地方行政の難しさを直接聴けて良かった。

小田高同窓生の友人  吉澤涼子
 最近遅ればせながら三木元真鶴町長の美の基準という条例を知りました。私自身は鎌倉出身ですが、古都保存法が生まれるきっかけとなった環境保護運動が盛んな町ながら景観保存と宅地開発に関しては疑問の多いところですので、もっとお話を聴く機会が頂けたらと思いました。今回は同じ県内でも抱える課題の違いなど気付きを多く頂きました。ありがとうございました。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 なお、次期講演会のテーマ・講師についてのアンケートには以下のようなアイデアが寄せられました。9月に学年合同幹事会を開きますので、各クラス幹事各位に於かれましては、これを参考にして、それぞれのクラス毎の自薦他薦テーマ・講師候補案を事前にとり纏めておいてください。

 

たまには、音楽でも絵画でもなんでもいいですから芸術談義を。
8組 植田武二
「夫妻で登った日本百名山」を著した田淵需延さん
3組 遠藤紀忠
健康福祉・アンチエイジング等
2組 高橋文哉
世の課題をリストアップして、それについて経験や知識のある人を選んで発言してもらってみては?
3組 辻 秀志