2017 年始のご挨拶



 平成29年 年賀の挨拶                      4組  太田 充 

…今年も平穏な日々を過ごせることを願って…


 新しい年を迎えて、皆さまには健やかな日々をお過ごしのこととお喜び申し上げます。小生は平凡ですが平穏な生活を過ごせる今に感謝しております。
 昨年は小田高ホームカミングデーで講演する機会がありました。講演会には城内高校卒業生である窓梅会の皆様も参加するとのことで、五年前に講演した「放射線の人体に対する影響」を再度お話ししました。初めて聞く参加者には放射線への認識を新たにしたようで、聴講者の感想文から興味深く聞いていただいたことが分かりました。
 ただ講演に当たって強く実感したことは自身の能力の衰えです。ストーリー作りや調査に数か月を要しましたし、講演の練習時には次の話題を移るとき、何を話すのか一瞬全く分からなくなる瞬間が度々ありました。日常の生活では分からない老化は確実に忍び寄ってきています。
 これからの日本の老人問題を考えるとき、膨大な医療保険、介護、高齢者のドライバー事故などが思い浮かびます。2014年の65歳以上の人口は3,300万人、現役世代2.5人で高齢者一人を支える時代です。また2015年の医療費は41.5兆円で、その内75歳以上の医療費が約3割を占めています。団塊の世代が75歳を迎える2025年はどのような社会になっているのでしょうか。

 過日、ある介護施設のボランティア活動として被介護者を手押し車に乗せ久野フラワーガーデン 内を案内しました。しかし話しかけても何の返事もなく、表情もうつろな姿に接したとき、自分の未来を見る思いで暗澹たる気持ちになってしまいました。また高齢者ドライバーの事故では学童や若い人の命が奪われたとの報道にもやるせない気持ちで一杯になります。
 今年はトランプ大統領の動向、中国の反日、韓国の政治的、経済的混乱に目を向けて日本がどのような舵取りをしていくのかが気にかかります。が、まずは若い人に迷惑をかけない精神で自身の健康を管理していきたいと考えております。
皆さまにも健康に留意され、幸多き一年を過ごされることを心から祈っております。
 

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