2017 年始のご挨拶



 謹 賀 新 年                      6組  月村 博   2017.01.01

 明けましておめでとうございます。

「年明けてゆるめる心! うっとりと 来し方をすべて忘れしごとし」(石川啄木)

元旦を迎えれば気分一新、いやなことも消し飛んでいくというのだ。


 後期高齢者の仲間入りした昨年は、1月に実兄を、12月に義兄を、さらに5月に元職場の同僚を送りました。昨年は「まさか」という想像もしていなかったニュースの連発でした。
象徴的だったのは、米次期大統領にドナルド・トランプ氏が選ばれたことと欧州連合(EC)からの脱退を支持した英国の国民投票でしょう。
 おかげで、株式相場は乱高下しましたが、最終的には15年末に比べて80円高となり、
5年連続の上昇となりました。
 今年(酉年)は、相場格言では昨年(申年)と同じく”騒ぐ”という年です。1月20日にトランプ大統領が就任し、「米国さえ良ければ」と保護主義的な政策に走るとドル安・円高に転じ、株式相場は下落する可能性があり、「トランプ相場」も萎んでしまう。
 日銀の黒田総裁は、世界経済は”良い方向に向かっている”との認識を示したようです。

「何となく、今年はよい事あるごとし。 元日の朝、晴れて風無し」。
新春のおだやかな空に、啄木のこの歌はよく似合う。正月くらいは啄木にならって、希望を持つとしましょう。
 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

 
                            平成29年  元旦

 

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