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望月郁文(3組)さん講演会のお知らせ
2015.07.07   3組 遠藤紀忠

 今日は望月郁文さんの講演会についてご案内(別添)いたします。
望月郁文兄と言えば「3年3組3人目の栄誉」(http://odako11.net/Happyou/happyou_sasaki_18.html)でも紹介されている通り、平成13年(2002)に藍綬褒章を受章したほどの人物です。そんな名刹の高僧が過って小田原駅前で自ら托鉢しているのを見かけた事がありました、後でそれが社会事業のための資金集めが目的だと知って私は大いに感動しました。そんな「モッチャン(望月兄の愛称)から爪の垢をもらって煎じて飲まなくちゃ」と思っている私共が、同兄の“生き様”を講演して下さいとお願いし『村山大仙と宝安寺の社会事業』という演題で講演戴く事になりました。
講演内容は望月さんが住職(35世)を務めた寺院としての宝安寺の事、宝安寺が100年以上も続けている社会福祉事業についてです。
 現在望月さんは社会福祉法人宝安寺社会福祉事業部の理事長として現役で活躍されております。
尚、社会福祉法人宝安寺社会事業部は現在、小田原市における障害児・障害者の支援の中枢を担っている法人です。
村山大仙(宝安寺32世住職)は望月さんの祖父にあたる方で、小田原で初めて社会事業を行った人物です。
 感動を一人占めにしておいては申し訳ないと思って、お誘い合わせの上聴講し感動をともにされますよう別添の通り講演会のご案内をいたします。

 

演題:村山大仙と宝安寺の社会事業
講師:社会福祉法人宝安寺社会事業部理事長 望月郁文(宝安寺第35世住職)
日時:平成27年8月20日(木)0930~1130
場所:川東タウンセンターマロニエ(TEL : 0465-47-1515) 集会室 202
主催:16期会(小田原シルバー大学16期卒業生の会)
会費:500円
申込:16期会事務局 譲原(携帯:090-3235-2504)
e-mail : y.yuzusan@ever.ocn.ne.jp

 

 浜町(旧万年町)にある宝安寺は今から520年以上前の明応元年(1492)に開基された曹洞宗の禅寺である。(参考:北条早雲の小田原進出は明応4年(1495))

 明治31年(1898)宝安寺の第32世住職となった村山大仙(1875~1934)は当初妻の春子とともに、学齢を過ぎても学校にいけない子ども、および青年たちを対象とした特殊夜間学校や、女子中等教育を目的とした和洋裁縫女学院を開設し、貧困家庭の子どもたちに教育を与える活動を行っていた。その後明治45年(1912)、当時の小田原町から棄子の養育を委託された事をきっかけとして、孤児や貧困児の養育事業に乗り出した。村山大仙は大正3年(1914)に四恩会育児院を設置し、民間児童保護事業を開始した。これが小田原における社会福祉事業の始まりである。(「おだわらの歴史」、「小田原市史料・現代編」)

 この宝安寺の社会福祉事業は望月正道(第34世住職)、望月郁文(第35世住職)に引き継がれ関東大震災期、太平洋戦争期の極めて厳しい状況下にあっても休業することなく、現在まで100年余事業を継続している。
現在、社会福祉法人宝安寺社会事業部(理事長 望月郁文)は小田原市における障害児・障害者の支援の中枢を担っている。

 本講演会では、現在宝安寺社会事業部の理事長で活躍されている望月郁文氏に、上記内容を中心にお話ししていただきます。


  望月郁文プロフィール
昭和15年
(1940)小田原に生まれる
昭和34年
(1959)神奈川県立小田原高等学校卒
昭和40年
(1965)京都大学卒 NHKに勤務(昭和45年まで)
昭和45年
(1970)精神薄弱児の通園施設「富士学園」園長に就任
昭和57年
(1982)宝安寺第35世となる
平成3年
(1991)社会福祉法人宝安寺社会事業部理事長に就任
 
平成13年
(2002)藍綬褒章を受ける

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