釜石
津波で街の建物はあちこちやられ、ほとんどが営業を再開できていませんでした。そんななか、駅前とホテル周辺の飲屋さんは残った建物やプレハブで商売を復活していました。人々は真っ先に息抜き場所を求めているんだなと思いました。
それともう一つ、釜石は山がすぐ海のそばまで迫っていて、そういう地形のところは釜石に限らず他でも比較的被害が小さかったそうです。被害軽微で飲みたくなる人がいるのが釜石とも思いました。他の地区は飲屋さんも営業再開できぬほど街はダメージを受けていました。
尚、N君の工場は新日鉄釜石の構内にあり(数年前、新日鉄から譲受しました)津波の被害から免れました。ガイドさんの息子さんも元気よく工場内を案内してくれました。
また、今回の岩手の旅が話題になったとき、N君が真っ先に考えたのは、皆をどこに泊めるか。被災地の多くはホテルも失われて泊まるところもなく、真っ先に釜石に残るホテルに予約を入れておさえてくれたそうです。
現地の人でなければ分からない状況認識でした。 |