ちょっと発表



2015.03.21 4組 吉田明夫

 馬面(うまづら)はぎ

 3月のある日、小田原の魚屋で小田原の朝捕れという「うまづら」を見かけた。今晩のおかずはこれにしようと思った。帰ったらオッカアが昼間の内に用意しておいたおかずがあった。そのことを忘れていたので「うまづら」は翌日に廻した。オッカアは丙午年(ひのえうま)なので、多分「うまづら、うまづらって言わないでよ! このハゲ面(づら)爺(じじい)!」なんて腹の中では思っているのだろう。まあ、いいか。

 次の日の夕方、肝はポン酢醤油で食べようと思ったが、買ってから1日経ってしまったので、今回は捨てることにした。腹を割(さ)くとかなり強烈な悪臭がする。このうまづらちゃん、一体どんな餌を食べているんだろう?

 三枚に下ろすと中骨の枝骨が背と腹の間に残り、これを魚用の骨抜きで抜こうとしても硬くて抜き切れない。
このくせ者を除く為に背と腹を切り分けた。この手の白身魚の身は大抵がコリコリとした食感で歯ごたえがあり硬い。腹の中に入っていたのは臓物と白子であった。目が可愛く感じたので、女の子かと思ったが、美男子であった。お尻の穴は味噌も糞も一緒と言われるように出口だけの1穴である。鶏もそうであるけれど。これが高等動物になると穴の数が増え、入口と出口に分けられ分離帯があるので、衝突事故も起きないので極めて安全である。このような場所の構造や原理については、非常に詳しい3組の佐々木博士に解説していただくことにしました。どうぞよろしくお願いします。

 ごちそうさん、さようなら・・・。

 
 
     


  
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