ちょっと発表


 

2015.12.15    4組 吉田明夫

 ハタハタは何処へ行った

 毎年11月中旬から12月末頃迄はハタハタのシーズンになる。11月末頃には小田原の魚屋にもブリコを持ったメスが出回っていたが、このところ、最盛期にもかかわらずとんと出て来ない。出かける前に魚屋に電話を入れ、メスはあるかと訊くとオスならあるという。まあ、白子は美味くないが身は食べられるので何パックか取って置いて貰う。

 今日の朝、秋田の男鹿にある魚屋(ネットで探して)に電話を入れた。ハタハタのメスは在るかと。魚屋の社長が出て「お客さん、今年は12月に入って全然獲れなくなってるんです」、「北朝鮮や韓国が密漁でもしているんですか?」と訊くと「いや、そうではないが、何かの影響で12月に入ると全然寄って来なくなったんです」と言う。それに沖の底引き網でさらって行く船もあるそうだ。何年か前に取り過ぎて漁獲量が極端に減少したことがあったが、3年間禁漁にしたら、次の年には戻って来たという。又、網にかかった際にブリコが飛び出しているものはそのブリコを海に戻しているそうである。資源確保の為に漁師さん方もいろいろと考えているんですね。ハタハタは秋田名物というが、実は新潟・山形・青森・北海道でもハタハタ漁をやっているので、そちらにスクラムを組んで行くこともあるという。社長には獲れたらで結構だから、送って下さいと頼んでおいた。

 午後にネット検索をしていたら、函館の魚屋にも広告が出ていた。早速電話を入れたらメスが在るという。もう何にも考えないで、直ぐ振り込むから送ってくれと頼んだ。さて、どんなハタハタが来るか楽しみである。「馬鹿たれ! どんなもこんなもあるわきゃあねえだろう! ハタハタはハタハタだ!」と言われそうだが、それだけハタハタに惚れ込んでいるんですね。 あのブリコの何とも言えない食感に。

 ごちそうさま。ご機嫌よう。 

   
 
ブリコ
   


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