ちょっと発表



2013.09.5   吉田明夫

 VHSテープのデジタル化

 前回「邪魔者を始末せよ」でLPレコードのデジタル化の様子を報告しましたが、50枚位処理したところで、大失敗に気が付いたのであります。使用したプレヤーが回転数調整が出来ず、回転数が33と1/3回転よりも高くなり調子がずれてしまい、それをピッチシフトという機能で補正しましたが、これが曲者でした。調子は正規に戻りましたが、これによる別の弊害が出てしまいました。それは電気的なビブラートが音源全体に生成されてしまうのです。特に管楽器のロングトーンではっきり聴こえてしまうのです。フルオーケストラの演奏でも全体が早いピッチで振動していまうのです。兎に角時間がかかるものですから、それぞれ確認しなかったのが大間違いでした。

 いくら安価でも回転数調整の出来ないプレーヤーなんてものを使うのがそもそもの間違いでした。「「安物買いの銭失い 」ならぬ「時間失い」でした。再び最初からの挑戦です。今度は元々所有していた回転数調整付きのターンテーブルです。

  ターンテーブルの回転数調整機能
    
 さて、いよいよVHS動画のデジタル化についてです。
先ず用意するパーツは「Mathey」というメーカーの「MVCP-02MAC」というVHSデッキからの映像と音をパソコンに取り込むハードウエアです。もう一つはそれを使って再生中の映像と音をパソコンに取り込む「VideoGlide Capture」というMac用のソフトです。
  MatheyのMVCP-02MAC / 左側の赤と白のピンプラグをVHSデッキのオーディオ端子に、黄は映像端子に繋ぐ。
S映像端子を備えていれば、黄を使わず黒をS端子に繋ぐ。
右側のUSBプラグをMacのUSB端子に繋ぐ。
  VideoGlide CaptureというVHSの動画をMacに取り込むアプリケーションによるキャプチャー画面。
  キャプチャーが終了すると左のような「VideoGlide Movie.mov」というファイルが生成されますので、タイトルを書き直し「ABC.mov」等とすればよいです。

 これらをDVDやBDに書き込んでもよいし、そのままパソコンで見ても楽しめます。中にはコピーガードがかかったVHSもありますから、DVDやBDに書き込めない場合もあります。その場合はパソコンで観ましょう。
不要になったVHSテープはブックオフかヤフーオークションで処分すれば安酒代くらいにはなるでしょう。



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