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  2015.06.17 7組 斎藤良夫

震災のネパールからの便り


 コメント

斎藤 良夫 様

 ナマステ。
 そちらの皆さんはお元気でお過ごしでしょうか。
お見舞いのメールありがとうございました。

 こちらの事情で返事が遅れて申し訳ありません。お蔭様で家族は皆無事でした。

 私たちは生まれて初めてこのような大地震を経験しましたので最初はショックでしたがもう少しずつ普通の生活に戻ろうと頑張っています。
 4月25日の地震の時は家族4人も家にいましたが、地震の時は私たちはその日は人生の最後の日と思いお互い手をつないで4人で神様の名前を唱えていました。
私は今住んでいる家から大通りまで出るため2箇所の通路を通らなければいけませんが、地震の揺れを見ていたら、その時家を出れば誰も生きたまま安全な所まで移動出来る可能性もないと思い家の3階で地震が終わるまで待っていました。地震後、お蔭様で家は無事でお互いに協力し合い無事安全な所まで移動出来ました。そして周りの人も無事でしたが、家は住めなってしまったのは残念です。私の家はもちろんひびが入りましたが、建築家に見てもらったら住むのに安全と判断してくれました。だが、残念ながら家まで行くのに通らなければいけない2箇所通路の上の家2件が何時倒れてもおかしくない状態になってしまい、家まで入れなくなってしまい、私たちは別の所に引っ越しました。前のところから約2.5キロぐらい離れてところですが、初めて自分が生まれたところを離れていきましたので慣れるのに少し時間がかかると思います。
29日に引っ越したばかりで、まだ足りないものがいっぱいです。

 ところで、今回の地震でネパール国土の約半分が被害を受けているので自分たちが無事で生きているのは自分よりもっと被害を受けている人々を助け合いするためだと思い、4月30日より自分たちで出来る家族的な援助活動をやって来ています。25日から29日まで家の近くのほろ場で家族皆で避難していましたがその時も子供、病院、年配の人々を中心に自分で出来るだけのボランティアをしながら頑張りました。
昨日は妹二人とソニカと一緒に近くのブンガマティとコカナと村へ行って家族的な援助活動を行って来ました。実際現地まで行って自分の目で見て来ましたが今回は誰も想像も出来ないような被害を受けていることはよく分かりました。
今度は今回の地震はネパールを新しく変える機会として皆で助け合って頑張って行くしかないと思います。
地震の時の写真を数枚送らせていただきますが、ご覧ください。
そして、そちらで私を知っている皆様にも私たちは無事でいることをお伝えください。

よろしくお願いします。

ラジェンドラ サキヤ

パタンより

 
コカナ村 -1-   コカナ村 -2-

 
コカナ村 -3-  

通 路


 
パタン旧王宮 -1-   パタン旧王宮 -2-

 
避難所 -1-  

避難所 -2-


 
交 番   コカナ村 -4-


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