ちょっと発表



2015.08.17 7組 斎藤良夫

 コメント

「昭和時代の女性像を明るく作品に残した作家」----国府津出身の画家、「安藤軍治」の枕詞です。ご長男の安藤直人氏が、父親の「生誕100年『安藤軍治』画業特別展の案内にあたって述べられた「昭和時代の女性像を明るく作品に残した画業の一端をご高覧賜れば幸いです」という言葉から、私はあえて上記の「-----作家」と言わせてもらっています。

 剱持様---15日午前の「FMおだわら」をお聞きになられたのですね。ありがとうございます。パーソナリティの角田真美さんから軍治像を問われた時に、私はその「----作家」と、ちょっと力を込めて紹介しました。
 
 大兄がおっしゃるように絵画展をラジオで告知するのは、作品を見せられるテレビと違って、難しいものです。私たちの軍治展開催の原点である、軍治画伯が国府津小学校と国府津中学校に寄贈された二つの作品をどのように紹介するか、私なりに考えました。また、今年、100周年を迎えた全国高校野球の「第50回」記念ポスターが軍治画伯の作品であり、それをどう紹介するかについても同じでした。角田パーソナリティが、私の説明にうなづいてくれており、ホッとしました。

 画伯の旧姓が「石塚」である話、実家の 「石塚材木店」、どんなところに画伯の作品があるか----等々、『主婦の友』の表紙画、画伯の父が作家、北村透谷といとこであること、その親戚の方が東京・銀座に「近藤書店」を設立し、小田原駅近くに「八小堂書店」がオープンする時に、この近藤書店が尽力したことなど----小田原をキーワードにして話をしました。もちろん、期間中の8月23日(日)におこなわれる安藤直人氏のギャラリートークも、しっかりと告知させてもらいました。角田パーソナリティも足を運ぶと話しておられました。

 午前10時35分から11時までの25分間。放送終了前のリクエスト曲に、私は「みかんの花咲く丘」をお願いしました。15日は戦没者追悼式。70年の戦後復興のスタートラインに流れていたのは、「りんご」(リンゴの唄)と「みかん」の歌声でした。その歌声は、「灰色」の世界を明るいカラーに染めてくれました。「昭和世代の女性像を明るく作品に残した」安藤画伯像につながると思ったからです。そして、「みかんの花咲く丘」については、「東京から東海道線で、初めて海が見え出し、右手にみかんの山。列車が国府津にさしかかると前奏曲のメロディーが浮かんだ」(作曲の海沼実の話)と、いわれるように、国府津に縁がある曲でもあるからです。

 厚顔無恥というか、恥ずかしげもなく放送風景の写真と、再度、安藤軍治展の案内チラシを添付させてもらいました。このメールは、剱持雅章様への返信ではありますが、CCに加えて、BCCにて友人知人にも送らせてもらいました。お時間を見つけて「ギャラリー新九郎」に足を運んでいただき、国府津出身の安藤画伯の画業を目にしていただければ幸です----。


 
     
 


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