日本経済新聞には、スポーツ新聞でもあまりお目にかかれないプロ野球情報が記載されることがあります。先日(6/7夕刊)は、「バーネット、光る救援」という投球フォームの写真入りの記事が載っていました。「ヤクルト抑え→レンジャーズ中継ぎ」という副見出しがありましたので、「昨年日本のプロ野球で41セーブを挙げヤクルトを優勝に導いた“あのバーネット”が今年は米大リーグに移っていたんだ」とわかりました。しかし、“あのバーネット”は、2006年のドラフトでダイアモンドバックスに指名されながらメジャー昇格できないまま2010年に来日していたんですね。「日本で野球を学び、心身ともに成長できたから、今がある」とバーネットは語っているそうです。大リーグを代表する打者を仕留めているのは“日本仕込みの変化球”なのだとか。球暦の乏しいバーネットを採用したヤクルトの首脳の肝の太さと、バーネットに変化球を習得させた伊藤智仁コーチ(現役時代は自らが高速スライダーを武器にしていました)やチームメート、ブルペン捕手等の“指導力”の強さに驚き入りました。同時に、朝BSで見る米大リーグの投手に比べて、日本のプロ野球の投手のスピードが遅過ぎるのでウンザリしていたのですが、「日本は変化球の王国なのだ」という意識を持てるようになりました。 |