ちょっと発表



石井敬士さんが「小田原叢談」を出版

 2020.05.01       2組 下赤隆信

 

 石井敬士さん(2組)が、本を出されました。
「小田原叢談」というタイトルで、父上の石井富之助さんが、小田原の郷土文化を折りにふれて書きとどめた大部の遺稿を、系統立てて整理し一冊にまとめたものです。
 石井富之助さんは生涯を通じて図書館の仕事に携わって来られ、小田原図書館長、神奈川県図書館協会の協会長などを歴任され、また当時の鈴木十郎市長とともに「星崎記念館」の建設にも力を尽くされるなど、図書館の歴史に残る人です。
「小田原叢談」は、その題名の如く、およそ小田原に関することならすべての分野に及び、ああそうだったのか、という話がいっぱいです。
 例えば、今の小田原駅の辺りにあった小田原髙校(当時は小田原中学、大正三年に火事を出し、八幡山に移転)その校庭に大きな榎の木があったはなし、それに続けて……「その大榎の東側は永久寺(今は谷津に移転)で、ここに北条氏政、氏照の墓(現在地と同じ)があり……」などという一節で、なぜ登山デパートの裏手の一画にぽつんとこんな墓があるのかという謎が解けるといった具合です。また、随所に昔の町名、通りの名、神社や寺、商店などが出てきて、懐かしさを誘います。

内容は、第一章 史話・小田原風景 1、街中散歩 2、小田原の産業
             第二章 文学・芸能・遊び
             第三章 年中行事・その他に分かれ、図書館時代に収集した資料からのはなし、郷土の
       様々な分野の人々からの聞き取り、また自身の見聞や体験などが収められています。
 
「小田原叢談」は
B6版 367ページ、定価1800円+税
小田原の平井書店、鴨宮の伊勢路書店で販売しています。


また、出版元 夢工房

257-0028 秦野市東田原200-49
Tel 0463-82-7652 でも取り扱っております。

図書館では、小田原市立中央図書館(かもめ)、市立南足柄図書館
足柄上郡(松田、山北、開成、大井、中井)、足柄下郡(箱根、真鶴、湯河原)の図書館、図書室で
閲覧できます。(コロナ休館中の場合がありますのでご注意下さい)

                                          以上

 




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