11期喜寿の会に、佐々木さんが、仙台勤務時代に集めたという「こけし」を展示され、続いて「まある」にも出展され、「まある」では、その後も色々と人気を呼んでいるということですが、「こけし」好きの私には嬉しきニュースです。
じつは、私も佐々木さんと同じ時期?に(昭和40年代)、仙台に赴任していたことがあり、方々仕事で回っていて「こけし」と出会い、あちらで一本、こちらで一本と買っているうちに、「コレクション」と呼べるほどのものがまとまりました。 仙台より帰任のおり、また数度の引っ越しなどで散逸し、これらの「こけし」はいま手元にありませんが、訪ねたこけし作家(工人と呼ばれています)や、その作風などは、いまも脳裏にしまい込まれているようです。
先日、TBSテレビの「Nスタ」という番組で、「第三次こけしブーム」として取り上げられ、「こけ女……」、「海外でも人気が……」などと報じていたそうです。「そうです」と言うのは、私はこれを見逃しているからで、後から人に教えられ、しまった、見ればよかったと思っているからなのです。 海外で人気、というのは、さては佐々木さんの「洋行帰りのコケシ達」も一仕事してきたのだなと、テレビ「サンデーモーニング」の張本御大ではないが、「天晴れ」のシールを貼り付けたい気持ちです。
先日、家内と湯島天神へ、ちと遅いお礼参り(親戚の子の大学合格)に行き、帰りに「鳥つね」の名物親子丼を食べ、上野に出て池の周りを散策していたら、かなり大きな「骨董市」をやっていて、家内が「こけし!」と呼んでいるので行ってみたら、何と良い「こけし」が…。
こういう骨董市に、「こけし」がでることはたまにありますが、たいていは若い作家がお土産用に作ったようなものが多く、触手が動きませんが、今回のものは「おっ」と言うほどの逸品でした。 それも、まとめて数本。それも大変「お安く」。
その中から買い求めたのが、この三本です。
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