「 “堀内さん”が2月8日に亡くなった」と私のテニス友達から知らせが入った。
堀内君は3代目の歯医者をついで、小田原駅前の中川肉屋の2階で、患者さんの歯にやさしく心を込めて手寧に無口で取り組んでいた。奥さんが数年前になくなり、マンションの二部屋を借りて、一部屋を親の代からの遺品を置いて暮らしていた。息子二人が医者になりながら歯医者にならなかったので、晩年が寂しそうだった。
最近は、同じマンションに住む私のテニス友達に「 堀内さんは元気? 」といつも聞いては安堵していたのだが? 堀内守和さんと井上久嘉さんがリードしていた中ロータリクラブを紹介してもらい、私も7年間在籍した。「彼は友達が少ないのでロータリが生き甲斐なんです!」と奥様が言っていた。会長にもなっている。
無口の彼だったが「あんな無口の人が話し出すと話が止まらないだよ!」と、奥さんが亡くなられてからの彼の診療態度を私の家内が言っていた。今は、「あら、あんた!もう来ちゃったの?」などと奥さんに言われているかもしれない。奥さんは明るく患者さんと接する人だったから。 合掌
|