ちょっと発表



                                     2019.04.14 4組 山崎 泰
   2018年世界一周クルーズに参加して シンガポールからミコノス島へ

<編者注>寄稿いただいた原稿はA4で22ページの分量があるため、分割掲載いたします。

 『シンガポール』:前回の「アジアパシフィック・グランドクルーズ」でシンガポールの殆 どを見学しているので、前回はマーライオンが補修中であったのでそれだけを見学してき た。


『プーケット(タイ)』:[プーケット観光とタイ料理]のオプショナルで、まず地元の人々 の信仰を集めているタイ式の小さめの仏教寺院であるシャロン寺院であるが、土足厳禁で 本堂には仏像と高僧の像が安置されており、高僧の像には参拝者が金箔を張り付けている のが印象的であった。
 そのあと全長3Km以上に渡って続く広くて長い砂浜と青い海のコントラストが素晴らしかったカロンビーチを車窓からながめ、プーケットの南端に位置するプロムテップ岬から見晴らすアンダマン海に点在する島々が美しい景観を映し出していた。
 その後、オールド・プーケットタウンを見学したが、古い建物が並ぶ昔ながらの町並み が残っており、400年以上前からスズの産地として発展し、アジア各国から移り住んだ 人たちの子孫が今も暮らしていろとのことであり、近年は古い建物がリノベーションされ おしゃれなショップになっていた。

昼食は料理学校としても有名なブルーエレファントにてタイ料理とタイ舞踊を満喫して、そのあとカシューナッツ工場を見学者、その指先での作業の細かさに驚かされた。

『マーレ(モルジブ)』:モルジブはインドの南に位置し、インド洋に26の環礁と100近くの島が浮かぶ瀬楽園で、飛鳥IIは沖合いに錨を下ろして通船で上陸したが、漁業が盛んで一般的な魚がカツオであり、見た目も味も鰹節の様なモルジブ・フィッシュが特産で主食はバナナ、芋、ロシというパンなどであるが、スリランカやインドの影響を受け、スパイスをっ使った料理が主体のようである。島国であることから水上飛行機や潜水艇クルーズに人気があった。

『サラーラ(オマーン)』: 砂漠の続くアラビア半島にあって、サラーラの周辺だけはモン スーンの恵みを受けて緑が豊かであり、19世紀初頭にはインド洋を商圏とし、絶大な勢 力を誇ったオマーンであるが、かつて、金と同じ価値があったと云われている乳香の積出 港たったことから、海のシルクロードの拠点として栄えた国であり、乳香は木の樹液で、 粘着が非常に強く、空気に触れると白濁して固まり始め、数千年の歴史があり、アルマオ イルとして使われている「フランキンセス」は乳香のことであるとのこと。
サラーラ半日観光に出かけ、オマーンのカーブス・ビン・サイード国王がサラーサ滞在中 に使用するアルフスマン宮殿を見学したが、青いドーム型の屋根を持つ美しいミナレット が目印で、白い大理石の壁が対照的であった。
続いて中近東らしい白亜のドーム型の屋根を持つスルタンカブースモスクを見学し、かつ ては金と乳香の中心地であった都市遺産で世界遺産に指定されているアルバリード遺跡を 見学した。
 サラーラを深夜出航したがサラーラから屈強な英国人のガードマン6人が、ソマリア沖 の海賊対策のため乗船し、船内放送でも日本船には武器は乗せていないと言っていたが、 深夜小生はベランダから武器らしき荷物を積み込むのを見てしまったのであるが、武器を 持った海賊にいかに屈強かガードマンとはいえ、乗客の殆どが素手で戦うことに疑問を持 だない人は皆無であった。
 翌朝いつの間にか飛鳥Ⅱの左舷500Mほどに海上自衛隊の「せとぎり」が、飛鳥Ⅱと夕 ンカーと貨物船の3隻の護衛任務に付いてくれており乗客全員が安堵したのでしたが、そ の翌日には航空自衛隊のP3Cの2機がジブチから飛来し、飛鳥Ⅱの上空を数回旋回して帰っていったが、これにも乗客全員が手を振って感謝をしたのでした。
 「せとぎり」は紅海に入り3日間の護衛任務を終える時、飛鳥Ⅱの左舷100m位の近 くまで寄ってくれ、260人の隊員のほとんどが甲板で答礼してくれ乗客全員が手を振っで”ありがとう”とお礼をしたのでした。

 その日には右舷に現在ドイツ船籍の「アマディア」で初代の[飛鳥]が並走し、お互い に航海の無事を祈って警笛で挨拶を交わしていた。
 紅海を数日航海していよいよスエズ運河に到着し、南航船との行き会いや天候により途 中で錨を降ろして時間待ちをする二ともあるとのことであったが、入り口で半日間投錨し、 4月19日朝4時に抜錨し、途中に掘削時の工夫の銅像やアラブ戦争時の戦車の残骸やモニ ュメントを目にしつつリトルビター湖を過ぎグレートビター湖を通過し10時15分頃レ ールウェイ橋を見て1 2時頃ムバラク平和橋を通過し、予定より1時間ほど遅れて15時に約1 1 時間の航行でポートサイドを通過して地中海に入った。


 『ミコノス(ギリシヤ)』: いよいよ妻詐一番期待しているミコノスに近づいたのですがミコノスには飛鳥Hが接岸出来る岸壁がなくテンダーボートによる上陸であるが、この日に限って強風が吹きまくり、上陸がかなわず船内からの景観見物となり、妻はガッカリのよ
うであった。



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