現在の安倍政権は良く頑張っていると思う。欧州、東南アジアそれにオセアニア等何処に於いても首相の政策(特に集団的自衛権)に異を唱えるどころか賛辞さえ贈っている。中韓を除いては。それに首相周辺の人材も優れている。管官房長官・岸田外相・小野寺防衛相、その他の副大臣方々。言動がしっかりされている。前回、民主党政権を選んだ国民の選択は結果として間違いだった。それはあまりにも頼りない自民党だったからであろう。数日前の海江田万里党首の発言などは幼稚じみて聴くに耐えなかった。
集団的自衛権についてであるが、この権限の無い国はつい先頃まで日本とスイスだけだった。スイスはご存知永世中立国で国民皆兵であるから、徴兵制は必要無い。現在のスイスはフランス・イタリア・オーストリア・ドイツに囲まれているが、スイスはこれらの国と同じ民族で構成されている。であるから国家的対立のいざこざは殆ど起こりうる要因が無いのである。
集団的自衛権に反対する理由として、◉戦争をする国になる、◉徴兵制がひかれる、◉立憲主義を破壊する暴挙等が上げられている。
戦争をする国と戦争が出来る国とは全く意味合いが異なる。世界中どこの国も戦争が出来る国である。戦争をすることが出来ても戦争をしないのがこれからの日本の姿勢である。戦争が好きな者等1人もいない。幸いなことに日本国内には宗教的対立も人種対立も無い。在るのは外からの領土侵略と平和国家日本を守る意志の無い平和ボケのやからである。中国による日本国内の土地の買い占め(本土の水資源等)、自衛隊施設の近隣地の取得、対馬・五島列島等の過疎化が激しい小島の買い取り、尖閣諸島の略奪等である。集団的自衛権の反対のみを主張し、尖閣・竹島・北方領土について何も主張しないで、反対だけは声高々に叫ぶ連中の如何に多いことか。
絶対に中国に第1列島線を越える覇権を与えてはならない。その西側は海底が浅く潜水艦の行動が制約されるから、どうしても中国はその東側に出て来たい。そうすれば対潜水艦能力の高いと世界から認められている海自の護衛艦それと潜水艦そのものにも遭遇する確率は低くなる。中国も必死で潜水艦の能力向上を図っているから、日本も更なる技術の改革を必要としている。
中国のような無法な国と対峙している現状で、絶対に戦争を起こさないためには日本独自の国防の強化と、日本と同じ立場にある国々と同盟を結ぶべきである。今年5月24日に書いた「国防と外交」で提案した「EATO」でカンボジアとミャンマーを除いたのは、今回ミャンマーのネピドーで開かれたASEANと日中韓米の会合の南シナ海の領海に関する宣言文で敢えて名指しを控えたのは中国に対する両国の経済的依存からであるということが予測出来たからである。 |