過去の談話として、1993年に細川護熙首相が記者会見で、先の戦争を侵略戦争であったと明言。その後の所信表明演説で「侵略行為や植民地支配」について「反省とお詫び」をした。そして11月に慶州での日韓首脳会談で当時の金泳三大統領に対し、「植民地支配」について直接陳謝したのである。これが1995年の村山談話に結び付いたとされている。村山談話は、当時の与党、自民党、社会党、新党さきがけの三党がプロジェクトチームをつくり、村山首相の意向に沿って議論を重ねて原案を作成したもので、村山首相はその原案に納得してほとんど手を入れなかったと言われている。であるから村山談話については当時の自民党にも重い責任があるのではないか。
70年談話とされる今回も「国策を誤り」、「侵略と植民地支配」、「心からのお詫び」、「痛切な反省」などの自虐的言葉を繰り返す必要があるだろうか。もしこのような談話をするのであれば、ぶっ壊れ蓄音器さながら80年、90年、100年と永久にするであろう。もし、時の首相が腑抜けであるならば。
更に、未来志向として「積極的平和主義」を唱えるのも空々しく思えるし、黙々と今の国策を続ければ良いのではないか。中韓の日本バッシングを相手にせず。
その村山元首相だが、先日「尖閣諸島」は日中共同で開発すれば良いなどと発言し、さらに中国の「抗日戦勝式典」に参列するという。このような発言や行動は現日本政府の方針に逆行することであり、慎むべきである。自民党の古参である古賀誠氏や野中廣務氏の対談の内容も同じように政府の方針と相反する。
更に70年談話座長代理の北岡伸一氏の発言であるが、70年談話で「安倍さんに”日本は侵略した”と言って欲しい。」との見解を示した。これには多くの識者から「全くその必要は無い」と反論が続出した。
70年談話は必要無い。 |