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   町の再生は病院から
2013.03.08
4組  吉田明夫


 古希を境にして種々の病気と付き合わされることが増えて来ます。
大きな都市に居を構えてる方は、病院の選択にさほど困難を感じないと思いますが、地方や衰退に直面している市町村では自分の病状に合った病院を探すことはかなり難しい現状です。

 私の居住区の小田原市についてはどうでしょうか。
人口は1996年の200,290人をピークに少しずつ減少し、昨年の2012年には196,880人となっています。
総合病院の市立病院をはじめ、いくつかの中規模病院がありますが、複数の病気が混在するような場合に
各科連携出来る病院となるとなかなか探すのが難しいようです。
 小田原が衰退せず発展して行くためには、良い病院の存在が必要です。名医と高度な医療機器(ダビンチやノバリス等)を有し、使いこなす優秀な専門技師が居るかどうかということも大切なことです。それらは今後の小田原市及びその近郊の課題とならなければなりません。

 入院費用も病院によってかなり差があり、同じトイレ付き個室でも古くて狭いもので2万円(小田原市)、新しくて広いもので1万円(藤沢市)という奇妙な差もあります。また、後者の病院では1日350円でタオル、パジャマ、ゴム手袋、生理用品等が使い放題です。

 尚、これからは、インターネットを活用した地域医療連携ネットワークシステムの導入も必要とされなければなりません。導入の利点としては、
 1) 医療連携ネットワークに参加している施設の診療情報を共有できるため、一貫した医療が可能となります。
 2) 重複した薬の処方、検査、写真撮影を防ぐことが出来、医療の効率の改善・医療費の削減にもつながります。
 3) 診療情報が開示されるため、納得できる医療につながります。(地域の患者番号で情報が一元管理されます)

小田原市とその近郊の発展には、住民の健康に寄与する優秀な病院の存在が必要なのです



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