絵  画  −その4−


   スペインの旅のひとコマ
2014.04.09
4組 山崎 泰

 昨年の6 月5 日から6 月1 4 日までの1 0 日間のスペインでのひとコマを画いてみました。旅の行程はマドリードから始まり、王家のコレクションのあるプラド美術館や国立ソフィ王妃芸術センターでピカソ、ダリ、ミロ、タビエスを初めとする現代美術の巨匠達の作品に接し、ピカソのゲルニカに感動した町から、町の中心にマヨール(大きい)と呼ばれるマヨール広場とニンニクとアニス(セリ科)酒で有名なチンチョンに寄り、1 226 年から建設されたスペイン・カトリックの総本山の大聖堂のあるトレドを見学し、9 基の風車と1 2 世紀の古城のあるコンスエグラに立ち寄り「ドン・キホーテj とラ・マンチャ地方の空気を感じながら、イスラム教とキリスト教の混在感が凄いメキータと呼ばれる大聖堂のあるコルドパに着くが途中の有名なひまわり畑が天候不順のせいでほとんど咲いていなかったのが残念。

 コルドパよりアルハンブラ宮殿と本場のフラメンコの町グラナダへと続き“ロスタントス"でフラメンコを堪能し、後半はグラナダからスペインで一番暑いと言われるミハスに入ると、“自い村ミハス"と呼ばれているように全ての建物が白く、町の中の道のモザイクと白い壁に飾られた花の鉢が印象的でした。

 ミハスを出発し最古の闘牛場と100m の断崖に架けられたヌエボ橋やサント・ドミンゴ修道院のあるロンダを見学、ロンダよりセピリアへの道筋に何箇所かまばらに咲いているひまわり畑が目にはいったが、雨が多くて種まきが遅くなったのだそうであり、セビリアでは1929 年に開催されたスペイン・アメリカ博覧会の会場であったスペイン広場や、サンタ・マリア・テレ・セイ大聖堂(コロンブスの棺がある)、ヒラルダの塔、現在も王家が使用しているアルカサール(王宮)を見学し、ジャカランダやブーゲンピリアの花が締麗であった。

 セピリアより空路でバルセロナに着き、モンジュイックの丘より市街を眺め、ガウデイの構想で造られた分譲地が売れず、日本人が訪れるようになり、市が整備して公園とし、グエル公園となっており面白い構造物が見られ、この日本人見学者にガウデイが感動し、日本人を信頼して外尾悦郎さん等の日本人技術者を多用して聖家族協会(サクラダ・ファミリア聖堂)の建設を任されているとのこと、ピカソ美術館も年齢割引を交渉し見学して、帰路となる。
 


ミハスの白い村のセバスチャン通りにあるカフェ


コルドバの街角


ラ・マンチャのKonfigura風車


サントドミンゴの修道院正門


コルドバの花の小径


グラナダ ラリーフェネ・ガーデン・フェノール


チンチョンのレストランカフェ 


セビリアのヒラルダの塔


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