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健康と酒量
2015.11.16 6組 瀬戸章嗣

 私が還暦の頃から晩酌を五勺にしたと以前に話したことがありますが、どうしてそんなに急に、量を五勺という決まった少量にしたのか、忘れていました。家計にも身体にも適正と今は思っていますが、何かその頃に触れた健康情報があり、自分にとっての最適選択と考えていたに違いないと思っていたところ、今日、2年前に、自分だけが確認した体調不良を、<加齢とオーバーワーク>と結論づけた時、集めた資料のファイルに、<老化とお酒>についての日経新聞電子版(2013-11-22)で、東大病院内科などを経て病院長で、老化の専門家の松下哲医学博士がインタビューで次のコメントをしているのを、見つけたので報告します。このあたりの情報は、以前からあったように思います。
 
 老化を感じても、自然な老化現象だから、特に心配する必要がないシーンとして、
 ① 人の名前が出てこない。
 ② 酒が弱くなった。
 ③ 朝早く目が覚めてしまう。
 ④ スケジュールをつい忘れてしまう。

の②ですが、50を過ぎたころから酒量が落ちて、酔うのも早く、すぐ眠くなる。これは老化か?
 
 松下氏によれば、「これも当然のことで、心配いりません。」人間の臓器は、年を重ねるにしたがって、徐々に小さく縮んでいく。肝臓も例外ではない。アルコールをアセトアルデヒドに分解する酵素の数も、年とともに減っていくのが普通だ。酒を体内で処理する能力が落ちていくのだから、若いころのように飲めなくなるのは当然だ。
 
 一方、分解酵素の数は鍛えれば増える性質のものだという。毎日飲んでいる人が強いのはこのため。少量の酒を毎日飲んでいる人のほうが長生きするというデータもあるそうだ。どうせ飲むなら、活性酸素を減らすポリフェノールを多く含む 赤ワインを、チョコレートをつまみに飲むのが、シニアにお勧めだそうだ。
  ということで、<赤ワインにチョコレート> というのも <提案選択肢>かと思う次第です。
 そういえば、今年夏に4年ぶりに出たある懇親会で、ウイスキーやコニャック、ビール、などが並ぶ台から、赤ワインのグラスを選んでいる人が多かったのを、思い出します。もっとも、都心で、立ち飲み会で、グラスを持って動きやすいということもあったろうかと思いますが。・・・・



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