秋が一段と深まってまいりました、いかがお過ごしでしょうか。
扨、11月度の16期会の勉強会テーマは、箱根の観光名所にもなっている「箱根関所」を取り上げました。
徳川幕府が全国に53ヶ所の関所を設け、その中でも4ヶ所は重要な関所で、そのひとつとして「箱根関所」が位置づけられ、設置は元和5年(1619)といわれています。
関所の役割は、一般に「入り鉄砲に出女」を取り締まるところにあり、江戸に入る武器類と箱根関所では「出女」に厳しい関所という特徴があり、箱根関所展示場でも女性の取り調べ中の様子を見ることができます。
この度の箱根関所施設復元整備にあたり、発見された古文書を基に発掘調査が行われ、新事実も発見されました。復元整備は、江戸時代当時が再現(当時の技術を使って、建物や石垣の復元、調度品の復元等)されています。
今回の講演者は箱根町教育委員会生涯学習課文化財係(郷土資料館)主任学芸員 野坂優介様です。