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樫友会常任幹事会参加の報告
2016.04.19 3組 佐々木 洋

これも義務かと思いつつ…

 昨年(2015/4/19)常任幹事になってから初めて出席した時には、「随分タイクツな会議だな」と思ってヘキエキしたのですが、1年が経ち樫友会の日(2016/4/17)が 回り巡ってきました。「出席するのイヤだな」と思いつつ「これも常任幹事のサダメじゃ」と自分に言い聞かせて会場(小田原市民会館)へ。やがて来場した11期常任幹事仲間の太田充さん(通称:太田ミッチャン)とともに、恭順の意を表して出席人数の一員となりました。会場は、上座に小野康夫会長(13期生)ほか執行部メンバーが、経営幹部よろしく、横並びに鎮座ましまして、株主宜しく大勢で並ぶ常任幹事と“対峙”する形で、まるで株主総会みたいです。そして、執行部メンバーが、配布された資料1-16を解説しながら逐一必要な決裁をとっていくのも昨年と同じでタイクツな仕儀だったのですが、「昨年とは違う!」と思えるところがありましたのでここにご紹介します。

 

樫友会活動改善意欲の発露

 まず、小田高の校長が代わったこと。これに伴って「同窓会本部役員名簿」の最上段に「顧問・反町聡之(学校長)」が記載されることになりました。挨拶に立った反町さんは、茅ケ崎高、秦野高に次ぐ3校目校長職だそうで、百段坂がお気に入りと述べておられました。そう言えば、4/14NHKBSプレミアム「にっぽん縦断こころ旅」でも火野正平が訪れていて「百段坂とは言っても実際には131段ある」と言っていましたが、ご存知でしたでしょうか。そうそう、神奈川県副知事をされていた吉川信治さん(23期生)が新たな副会長として推薦されたというのも「昨年とは違う」ところでした。しかし、“!”マーク付きで「昨年とは違う!」と思えたのは、このような人事的な変化ではなく、小野会長をはじめとする執行部の皆さんの「樫友会活動を何とか改善しよう」という気持ちが発露していたところだったのではないかと思います。

 

“過程を楽しむ”ことの大切さ

 私たちと同年代でありながら小野会長の言説には相変わらず若々しく元気なものでした。これを受けて演壇に立たれた執行部代表の皆さんの発言にも“熱”が籠っていたのが“!”マーク付きの「昨年とは違う!」と思えたところであり、これによって私の受けたタイクツ感は大分和らげられることとなりました。恐らく、前述の吉川信治さん副会長推薦案件を討議するために組織されたナントカ委員会に参加したナントカ常任幹事(7期生)から諭された「過程を楽しみなさい」という一言が樫友会執行部に強く影響を及ぼしているのではないかと思います。確かに、樫友会執行部のご歴々もご自分の希望ではなくて義務感を負って現任務に就かれているのはないのでしょうか。昨年の樫友会常任幹事会では、そのような義務感がお互いの間に漂っていたからタイクツ感がひときわ大きかったのだと思います。そして、この点は私たち11期同窓会も強く意識する必要があると思います。11期同窓会の活動方針を検討する“過程”に当たる学年幹事会に義務感だけで参加しているようであれば、11期同窓会が楽しめる活動を企画することができないでしょう。株主総会風情の樫友会と違って私たちの学年幹事会は、これからも“懇親会70%会議30%”の雰囲気で“過程を楽しめる”よう努めていきたいと思っています。少しでも“過程を楽しんで”くださいますように。

 

樫友会における11期生分子

 隣席の太田ミッチャンとともに「同窓会本部役員名簿」を見ていますと、随所に「高11」の表記があるのに気が付きました。ヒラ常任幹事の私たち二人の他に、資料委員会副委員長の石井敬士さん(2組)、地域・職域等幹事会のうちの、山北樫友会の湯川温三さん(4組)、松田樫友会の湯川益男さん(7組)。「改善」の意気込みを示しているとはいえ、「何をどう改善するのか」という点についてはまだ確たる決定事項があるわけではなくアイデア段階にあるということでは樫友会も11期同窓会も同じような状態なのではないかと思います。こうした樫友会内の11期生分子と11期同窓会学年幹事会の連携を強めて、相互の改善を進めていく道はないのだろうかと思案しています。

 

今年の小田高ホームカミングデー(OHCD)

 OHCDの企画推進に当たる交流委員会の蛭田委員長(15期生)が、樫友会執行部の中で最も強く「過程を楽しみなさい」という諭しを受け入れられている様子で、既にポスターなどができあがっている今年のOHCDの開催概要を元気に説明されていました。今回は、8期生勢の提案を受けて企画された“一流企業経営者4名が一同に”会する経営者シンポジウムがメインイベントのようで、これ専用のリーフレットも作成・配布が進められている由です。 樫友会常任幹事会も同様に、学年別同窓会からの提案を受け入れてくれるようにすれば一般の常任幹事、更には同年幹事会メンバーにも「過程を楽しむ」ができるようになると思います。しかし、私たち11期同窓会も、樫友会の今後の“改善”ぶりに期待しているだけでなく、11期同窓生メンバーからの提案を仰いでいくことが「我々11期同窓会」の意識を高めていくうえで大切なのだと思い知らされました。

 

楽しもう“大河ドラマの裏番組”
 そんなわけで私たちの11期生主催講演会は今年も、メインイベントの経営者シンポジウムと同じ時間帯に行われるため“大河ドラマの裏番組”のような位置づけになります。しかし、私たちは徒に受講者を増やそうとはせず、講演会に続く懇親会ともども、同期会ならではの集い合いの場として11期生同士の交流を楽しむことに致しましょう。何故改名したのか説明がなかったのですが、今年から「樫友祭(小田高ホームカミングデー)」という名になり(  )内表示になってしまいましたが、我々にとってはホーム(11期生の輪)にカムしあう(集い合う)「ホームカミングデー」なのです。どうぞお気軽に来場されて同期生の輪に加わって、旧交や卒業後57年後にしての“新交”を存分にお楽しみください。 

 

城内高校意識度ほぼゼロ
 
11期生同期会としては、母校喪失感をもっておられる城内高校同期卒業者に対して、新生・小田原高校を“母校”と認識してもらえるよう11期講演会受講のお誘いをしているのですが、こと樫友会執行部については城内高校同窓会に対する意識度はほぼゼロだということが分かりました。各執行部メンバーからの発言の中に「城内」の言葉が出ることは一切なく、配布資料1-16をくまなく探してみたところ、僅かに「(資料―7)平成28年度 樫友祭(小田高ホームカミングデー)開催概要」の中に「(城内高校同窓会)窓梅会展示室公開」という表現があるだけでした。「窓梅会」の名が示している通り、城内サイドが「梅」を尊重しているのに対して、新たに「樫友祭」と命名したように、樫友会は「樫」への傾斜を強めているようです。ここでも私たち11期生同期会は“裏番組”的立場ですが、今回精一杯「梅」への呼びかけをしてみてから今後の方向を決定することにしましょう。

 

双方向情報流通を求めて

 昨年の常任委員会では、突然に会費徴収制の変更についての決裁が求められたので、私たち常任委員二人は事前に11期生全体の意見を徴しておくことができず残念な思いがしました。そのため今回は決裁事項がある場合には学年幹事会(3/18)以前に連絡をくださるよう事務局の植木さんにお願いしておき、また、実際に事前連絡を要する議案もなかったことから昨年と同様の問題が起きずに済みました。しかし、逆に言うと、樫友会執行部から各学年別の意見を徴するような仕掛けをつくっておいてほしいと思いました。一般常任委員会席からは、たまに株主総会宜しく「異議なし」の声がかかるだけで、ほとんどが樫友会執行部からの情報の一方通行でした。一般常任委員会席からの提案や権限などが増え、双方向情報流通が成り立つようになれば、学年幹事の皆さんも「過程を楽しむ」ことができ、樫友会活動と学年別同窓会活動の双方を改善することができるのではないかと思います。11期同窓会活動についても然りであり、学年幹事の皆さんが核となって、各クラスメンバーの皆さんに「過程を楽しむ喜び」を分け与えられるよう常任委員としても意識していきたいと思っています。