皆さんは外出先などで日本式トイレしかない場合にお困りになってはいませんか?生来、体が硬い上に、膝を悪くしている私などは然るべく腰をおろして身をかがめ蹲居(そんきょ)の姿勢を取るのに足腰の節々が悲鳴を上げるので往生しています。しかし、一昔前までは日本人が日本式トイレを使うのはごく当たり前の話であり、日本式トイレの使用に当たって何の痛痒も感じないというのが普通の日本人の“ビッグベン”のあり方だったと思います。つまり「昔の日本人は毎朝毎朝トイレでオツトメをするたびに足腰を鍛えていた」わけなんですよね。ところが様式トイレが普及するのにしたがって、日本人は足腰の骨を折り曲げて“ビッグベン”をすることがなくなり、結果的に足腰を鍛錬する機会がなくなって日本人の足腰は弱くなってしまいました。このことから、「だから日本人力士も弱くなって日本人横綱が出てこなくなっってしまったのだ」と得意の短絡思考を働かせてしまう私なのですが、日本の大相撲に3横綱鼎立を実現させたモンゴルでは現在でも日本式トイレが使われているそうですから、あながち、この“お便所仮説”も捨てたものではないと思うのですが如何でしょうか。 |