年寄りのつぶやき・主張等


今、思うこといくつか
4組 吉田明夫  2015.09.02

2020年の東京オリンピック

 2020年に東京オリンピックが開催されることになった。それも大合唱の喜びの中で日本開催が決められた。しかし、これは日本にとって、また国民全体にとって本当に喜ばしいことなのか。私は疑問に思うこともある。
 新国立競技場の莫大な建設費用。本当に採算は獲れるのか? 球技以外の競技には重きを置かない計画。既存の施設では駄目なのか? どうもよく分からない。

 極論を言えばオリンピックは不要に思う。「おもてなし」なんて大はしゃぎをし、国や都市の面子作りをしているとしか思えない。
 私案を言えば各競技を個別で4年に一度、世界選手権を行えば良いのではないか。そうすれば既存の施設で充分賄える筈である。

 次に直接競技には関係ないが、もめにもめている東京オリンピックのロゴ問題である。盗作であるとかそうではないとか。作者は佐野研二郎氏。どちらにしても似ているロゴを使用することはみっともない。物作りで世界から高い評価を受けている日本の恥である。下図のデザインを比較すれば当然模倣と見なされるし、差し詰め美術の「佐村河内」と言われても仕方がないのでは。

 本日、この原稿を書いている最中に使用中止のニュースが入って来た。当然である。

左はコスタリカ国立博物館のロゴ、右は東山動物園のシンボル、佐野氏が模倣を認めたという
 
問題の東京オリンピック(佐野氏作)
 
ベルギー・リエージュ劇場のロゴ
 
太田市美術館のマーク(佐野氏作)
 
米のジョシュ・ディバイン製作のロゴ
左はネット上で酷似が指摘された元画    右はサントリービール販促用ロゴ(佐野氏作)

国連の潘基文事務総長は立場を考えよ!
 潘氏は中国の抗日戦勝70周年式典に参加するという。それも軍事パレードにまでも。事務総長が出席することに、国連関係者の間にすら疑問の声が出ている。事務総長としての「中立性」が疑われるだけでなく、軍事パレードにまで出席することで中国の軍事力強大化に正当性を与えかねないとの懸念があるためだ。やはり、恨日・反日の血がそうさせるのか。 菅官房長官も国連事務総長の軽率な行動に呆れると釘を刺している。

教職員組合と日本共産党の間柄

 終戦直後はこの二つの組織の密着性は強かったと言われ、教職員の赤化は当たり前だったという。今ではあまり関係が良くないと言われているが、両者ともリベラルで赤色には違いない。いま、生きているどの世代も多かれ少なかれその影響を受けているのではないだろうか。一昨日の国会前の派手なデモや毎日のようにどこかで報道されている「戦争法案」、「戦争をする国になる」などの得意げな大合唱。振り返って見れば、60年、70年代の安保闘争、あの時参加していた学生達は本当に安全保障の条約を理解していたのだろうか? あの時彼らがデモで歌っていたのは俗に「インターナショナル」と言われる「旧ソヴィエト(1917〜1944年)」の国歌であった。無垢な学生を先導して共産主義に導こうとしていた日本共産党とそれに洗脳された教職員組合であったのである。あの条約が成立した後の日本に何か不都合な事が起こっただろうか? 日本は驚くほど平和に発展して来たではないか。それは九条が在ったから? いや、そんなものは関係ない! 周囲に脅威となる国が無かったからである。ソ連? それはアメリカが対峙していたからである。

 今、同じことが起きているようである。小中学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱することが少なくなって来ているという。さすがに「インターナショナル」等は頭に無いだろうが。

 優れた防衛力で
空手の寸止めの体制を築かなければならないのではないだろうか。それが安倍政権の目指す安全保障政策なのである。

 日本に誇りを持とう!!


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