音楽と情景 -2-    ロシア民謡
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2015.11.24   4組 吉田明夫

 ロシアも名曲の大量産出国である。クラシック以外にも我々が若い時に「歌声喫茶」で良く歌ったロシア民謡も素晴らしい。ロシア民謡は情緒的で悲しみも感じるが、力強さや希望も感じる。数多くのロシア民謡の中から、私の好きな4曲(カチューシャ、アムール河のさざ波、バルカンの星の下に、道)を選んでみた。

 以下の①、②、④はYou Tubeにリンクしています。

 日露戦争、第2次大戦中の歌であるから、我が国としては敵国の歌になる。しかし、それを乗り越えて発せられる情感は日本人の心にも深く突き刺さってくる。音楽は素晴らしい。

カチューシャ(作詞:ミハイル・イサコフスキー、作曲:マトヴェイ・ブランテル・・・カチューシャという娘が川の岸辺で恋人の兵士を思って歌う姿を描いた歌曲である。カチューシャとはエカテリーナЕкатерина)の愛称形である。wikipediaによる)
映像は歌う少女がとても可愛い。軍服を着て最後に敬礼するところなどは格好良く、祖国に誇りを持っているように見える。

アムール川のさざ波(作詞:ワシレフ・ポポフ、作曲:M.キュッス・・・アムール川はモンゴル高原東部のロシアと中国との国境にあるシルカ川とアルグン川の合流点から生じ、中流部は中国黒竜江省とロシア極東地方との間の境界となっている。ロシアのハバロフスク付近で北東に流れを変えロシア領内に入り、オホーツク海のアムール・リマン(en:Amur Liman)に注ぐ。『アムール河のさざ波』は、日露戦争中の1903年から1905年の間に作られた。アムール河をたたえる現地民謡をワシレフとポポフがロシア語に訳すとともに、歌詞を付け加え、それにキュスが曲をつけてこの傑作が出来上がった。)

バルカンの星の下に(作詞:ミハイル・イサコフスキー、作曲:マトヴェイ・ブランテル・・・第二次世界大戦末期の1944年頃において、ブルガリアにいたソ連軍兵士が、故郷を偲んだ歌とされている。)

(作詞:M・マトゥソフスキー、作曲:V・ソロヴィヨフ・・・戦争に出た若者が弾丸が飛ぶ中を、砂塵にまみれ、戦った思い出を歌ったもの。)

その他に、「カリンカ」、「黒い瞳」、「トロイカ」、「ステンカラージン」、「赤いサラファン」、「行商人」、「ともしび」、「ウラルのぐみの木」、「モスクワ郊外の夕べ」等、どういう訳かどれも我々になじみの深い曲が沢山ある。

 尚、①〜④に関する動画(他のロシア民謡も)は下記サイトで観ることが出来る。

 https://www.youtube.com/watch?v=TM3e3FDU4QM


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