ちょっと発表


 

2015.06.02    4組 吉田明夫
スマフォやタブレットでBGM

 最近、スマートフォンやタブレットがパソコンよりも普及してきている。私も数年前から使用している。病院などで順番を待っていると若い人から中年のおばちゃんまで、しきりに片手でパチコン、パチコンとやっている。何をやっているのだろう。対戦相手のいるゲームだろうか。それともLineという一種のSNSみたいなものなのであろうか。

 私はスマフォを電話かインターネット・ストリーミングの音楽を聴く以外の他の事には殆ど使わない。自宅で食事をするときのBGMとして、また眠りにつくときの睡眠薬代わりのBGMとして重宝している。勿論、本物の睡眠薬も使用するが。医者は駄目というが同時にお猪口一杯の20度焼酎(勿論乙類)もいただく。しばらくは眠れないが、その内、家内のいびきと音楽が不協和音を奏でながらしばらくは聞こえているのだが、そのうちいつの間にか寝入ってしまうらしい。

 インターネット・ストリーミングの音楽はスマフォでもタブレットでも使えるが、枕の側に置くにはスマフォの方が小さくて使い良い。この場合、必ず充電ケーブルの予備を用意し寝床専用とした方がバッテリー上がりを防ぐ為にも必要だ。スマフォはAppleのiPhoneでも他社のスマフォ(Experiaしか試してないが)でも使える。但し、Air Playといってワイアレスで離れた場所のスピーカーを鳴らすのは、iPhone(iPad)とAir Mac ExpressというAppleのWiFi機器のコンビでしか使えない。また、パソコンにMacを使っていれば、iPhoneやiPadの中身をMacにバックアップ出来、復元も出来る。

 ではどのようなアプリケーションが必要なのか。下の写真(iPhoneの画面)のようにRadio Swiss ClassicやRadio Swiss Jazzという無料アプリをダウンロードすればOKである。他にRadio Swiss Popというのもあるが、私には必要無いのでインストールはしない。iPhoneではApp Storeの検索で「Radio Swiss Classic」と入力すれば表示され、無料インストール出来る。音楽サイトは色々あるが、このサイトが一番お薦めである。但し、曲間の解説が煩わしい場合もある。まあ、ドイツ・フランス・イタリア語の勉強だと思えば我慢出来るだろう。

 
 
 このアプリケーションは作曲家の生誕年月や生誕地名、没した年月や地名、演奏者の詳細、CDの製作年、収録されている曲目等種々の情報が得られる。
 

 AppleのiPadでも全く同じように使用出来る。私は病院通いが頻繁なので、スマフォと一緒にiPadを持って出かける。これの便利なところは新聞や書籍が読めることである。書籍は購入も出来るが、私は「自炊」といって所持している本をデジタル化したものを読む。殆どの病院はWiFiが使用出来ないから、新聞は出かける前にダウンロードしておく。或いはスマフォで「インターネット共有」を動作させ、いわゆる「テザリング」を使ってWiFiを作り、利用することも出来る。新聞はリベラル系は紙と同じ値段だが保守系には月に1500円と安いものがある。

Air Mac Express と Speaker

 Air Mac Expressを家庭内Lanに接続し、それにアンプ付スピーカーを接続する。WiFiを家中で使用出来るようにする場合、部屋が隣接する部屋にはそれぞれの部屋に設置した方が良い。部屋が離れたり、階が異なると電波が届き難くなる。
 スピーカー(アンプ内蔵)又はオーディオ装置の入力端子とAir Mac Expressの音声出力端子をプラグ付ケーブルで接続する。スピーカーは3000〜5000円のものでも充分である。私がBoseを選んだのは俗に言われるBoseの癖を逆利用するためである。その癖というのはBose独特の低域の過剰ブーストである。BGMであるから音量はかなり絞って聴くので、眠り薬の役目としては丁度良いのである。

 また、Air Mac ExpressにはUSB端子が設けてられているので、ここにUSBハードディスク(又はSSD)を接続すれば、所謂NAS(Network Attached Storage)のストレージとして音楽データを入れておくことが出来る。それによってこのLANに接続されたパソコンやタブレット、スマフォからそれらの楽曲を再生出来、その他写真・ネガ・ポジフィル・動画・デジタル化した書籍などを入れておくことにより閲覧することが出来る。

 インターネット・ストリーミングの楽曲は情報量を少なくしてあるので、質の良いオーディオ装置で聴くと良い音とは感じないかも知れない。その人の耳の周波数特性が良く感度が良ければの話であるが。私なんかは周波数特性も感度も悪い部類なので、音の善し悪しはよく分からない。その方が装置にコストがかからないので楽である。

 
Air Mac Express
 
Bose の 1万円スピーカー

NASへの接続

 楽曲のデータは色々な型式で保存しておくと便利である。主な型式としては拡張子に、AIFF(Mac 非圧縮)、WAV(Windows 非圧縮)、MP3(圧縮されているので容量が少なくて済む)がある。WindowsではAIFFも再生出来るので、保存形式はAIFFとMP3の2種類で良い。安価なオーディオ装置ではMP3を、ある程度上位のシステムではAIFFファイルの再生をお薦めする。

スマフォやタブレットからNASの楽曲再生

 iPhoneやiPadでNASに保存した音楽ファイルを再生するには「File Connect」というアプリをApp Storeからインストールする。ここではiPhoneを例にとって進める。

File Connectのインストール

① App Storeからインストール

 いま仮にNASを接続したAir Mac Expressの名前を「AirMac-3F0」とする。そしてそれに接続したNASの名前を「Music & Movies」とする。
 まず、iPhoneの画面から「File Connect」を起動し、「AirMac-3F0」(下左図)をタッチする。すると画面上に「Music & Movies」(下中央図)が表示される。それをタッチすると「Music & Movies」の中の各ジャンルの楽曲の入ったフォルダ(下右図)が表示される。

 
 


 右図の「Canzone」をタッチすると下左図の楽曲群が表示される。次にその中からLa Canzoneをタッチすると下図中央のプレイリストが表示され「プレイリスト」をタッチすると下右図のようになり、曲が再生される。一度に複数の楽曲を指定すると連続して再生される。この場合も音量表示の横にある上向きの青い矢印をクリックすると登録してある複数のWiFi スピーカーが表示され、選択することが出来る。

 
 

パソコンからのNASへの接続と楽曲再生

 パソコンがMacの場合は、下図の①〜⑤の順序でアクセス出来る。
① サーバへ接続 ② ブラウズをクリック ③ AirMac-3F-0をクリック ④ Music & Moviesをクリック
⑤ 楽曲フォルダが表示され、デスクトップに最下図の「Music & Movies」が置かれる。

 例えば右上⑤の楽曲のフォルダからCanzone etcをダブルクリックすると下のように楽曲のリストが表示されるので、好みのもの(この場合は、Love Forever)を選び、QuickTime PlayerかBlu-ray Playerに重ねると楽曲が再生される。MP3、AIFFファイルはどちらも再生出来る。私はWindowsを使用していないので詳しくは分からないが、Windowsの場合はエクスプローラを起動し、パスの欄に、「¥¥NASのIPアドレス」を入力すると接続出来るという。


では、お好きな曲を聴きながら至福のひとときを楽しんでください。

          1つ前のページへ