ちょっと発表



2014.02.26   4組 吉田明夫

 -1- ストレージによる起動時間の違い

 現在Macintoshのデスクトップを使っていますが、この機種はPCIスロットにRAIDカードを挿入出来るようになっていて約6年間1TBのハードディスク(以下HDD)2基で2TBのRAID0ディスクとして使用し、それなりに速度を稼いでいましたが、遂にこのカードを取り去りRAIDを止めました。このカードにはRAIDを維持するためにバッテリーが装着されていて、約3ヶ月で放電し尽くすと充電が始まり約12時間で充電が終了します。この12時間の間の速度は大分遅くなります。そして約3年でバッテリーの寿命は尽きて新品を装着しなければなりません。PCIスロットからRAIDカードを外し、専用バッテリーを装着するのはかなり面倒です。先日、2度目のバッテリー寿命が来ましたので、この際と思い使用を止めることにしました。

 私の場合、OSとアプリケーションの容量が合わせて約515GBありますので、速度が落ちないようにするには余裕を持って約1TBのストレージが必要です。通常ストレージの容量の半分を超した辺りから速度の低下が始まると言われています。今回960GBのSSD(Solid State Drive)を使用することにしました。勿論SSD使用はOSとアプリケーションだけで、Dataは約1TBありますので、2TBのHDD(Hard Disk Drive)を別途使用します。そしてOSとAppliのバックアップ・ディスクとして1つはSSHD(HDDとSSDを組み合わせたドライブで1TB)、もうひとつは普通のHDD(1TB)を使用しています。

 Macの場合は起動ディスクをいくつでも作る事が出来、Fire WireやUSBで接続された外付けディスクからも起動出来ます。また、Mac上でWindowsやLinuxを動かすことも出来ます。Windowsも複数載せることが可能です。
 尚、最近のMacには、USB3.0とThunderboltという高速なインターフェースが搭載されています。

ディスプレイ全域
 
起動ディスク(10.8.5_SSD、10.8.5_SSHD、10.8.5_BU) Windows OSはいくつでも載せられる、Linuxも。
   
Mac上でWindows7とWindows8を同時に起動可能
 


 さて、本題のストレージによる起動時間の違いを測定してみたので参考にしてください。
10.8.5はMac_OSX(Mountain Lion)の最終バージョンです。

   1. SSD・・・・15秒
   2. SSHD・・・ 33秒
   3. HDD・・・・60秒

 勿論、アプリケーションの起動や処理速度も断然SSDが最速です。HDDのRAID0よりも比較にならないほど高速です。次にはSSDのRAID0を試したいと考えています。

 通常はMacだけで殆どの作業は可能です。MacにもOfficeはありますが、Open Officeという無料のアプリもあり、Mac版とWin版があります。これは結構使えます。

 Windowsが必要なのは、ホームページを作ったときにMacとWindowsでは見栄えや色合いが微妙に異なり、また、行のズレなどがありますので、両方で検証し更にそれぞれで使用しているブラウザでも確認します。私の場合はInternet Explorer(Macにはありません)はあまり良い感じではありません。どちらでもFirefoxが無難で使い易いと思います。

 

無料のOpen Office概要(Mac版もWin版もある)





 -2- 写真・動画・音楽の家庭内共有の方法

 家庭内で複数の家族がそれぞれのパソコンを持っている場合に、家族の写真や記録動画、それぞれが好きな楽曲などをワイヤレスで共有出来れば「あの時の写真何処にしまってある?」なんて探さなくても済みます。それに家族代々に受け継がれてもらえば、俺の爺さんの爺さんはこんな顔をしてこんな動きをしていたのかと見てもらうことも出来ます。そんなこと期待しても墓の中でがっかりするだけかも知れませんが。
 このワイヤレスによるファイル共有はパソコンからだけでなくスマホやiPad等のタブレットからも出来ます。

メニューバーの移動からサーバへ接続をクリックする   .のAirMacをクリックすると左下のフォルダが表示される
     
 Music & Movies をクリックすると右図のようにMacのデスクトップにWiFiマークの付いた Music & Movies のフォルダが表示される。そしてこのフォルダの中に写真・動画・録画した映画・音楽などが詰まっています。


 そしてこのMusic & Movies をダブルクリックで開くと書きためた書類、写真、音楽(CDやLPから復元したデータ)、撮影した動画、録画した映画など再生可能なものがずらりと入っています。音楽ファイルには(AIFF、m4a、mp3)等がありますが、パソコンでは全ての拡張子のファイルが「iTunesやQuickTime Player」で再生可能です。

 iPhoneやiPadでも閲覧、再生が可能ですが、音楽はmp3以外の拡張子をもつファイルはダウンロードに数分かかることもありますので、なるべく1つの楽曲に対して複数の拡張子のファイルを作成しておき、本格的に視聴するときにはAIFFかm4a、タブレットで簡単に再生するときには、mp3で聴いた方が良いと思います。右の「File Connect ¥500.」というアプリは、iPhoneやiPad用の閲覧・再生アプリでApp Store からダウンロード出来ます。


 下図はiPhoneに File Connect を入れて、LAN上にある「Music & Movies」にアクセスする過程です。



 最後は必要部品と簡単な配線です。

 下の写真の左がクレードル(裸族のお立ち台 CROSU3)とそれに差し込んだ3TBのハードディスク(このハードディスクが「 Music & Movies」です)。クレードルの背面にUSB3.0の端子があります。右はAppleのWiFIでAir Mac Expressです。これをパソコンと同じLANに接続すれば完成です。


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