ちょっと発表 Home



  2014.12.01  7組 斎藤良夫

南足柄のひまわり畑


 コメント

 今がさかりのひまわり畑の紹介です。11月30日(日)に訪れました。南足柄市塚原。古屋富雄さんが代表をつとめる「あしがらユートピア農園」の一角にあります。3000㎡の敷地にざっと1万本。9月に毎週2種類の種をまき、時間差で花を咲かせています。「霜が降りるまでは大丈夫」(古屋さん)ということで12月中旬までは楽しめそうです。

 「皆さんを、ちょっとびっくりさせたい---」という心根を隠し、古屋さんは「観光資源・切り花・緑肥」を目標に、晩秋から冬にかけてのひまわりの植栽を始めました。まぁ、堅苦しく言えば、経済収支の見合う農業を目指す一つで、客を呼び込み、切り花(3本100円)を販売、残った花は肥料(白トウモロコシ栽培)として使うという<一石三鳥>のよくばり。

 古屋さんのことについては、以前に紹介したことがあります。「ハルメキ桜」の開発者です。「卒業式の桜」を目指して3月に咲く桜をつくりました。もう何年経つのでしょうか。地元の南足柄市はもちろん、北海道、京都ほか各地に広まり、学校などに植えられています。今年は、夏に苗木が鹿児島県の屋久島に送られました。「冬眠が必要で、暖かいところでの育成は難しい」らしく、沖縄での実験はうまく行かなかったそうです。屋久島は地域によって温度差があり、北側地域ならOKということで、来年春には「ハルメキ桜」が話題を呼びそうです。また、「秋告げ菊」なども開発してしています。季節を先取りしたり遅らせたり----古屋さんの畑へ行くと季節がだまされそうです!!

 私が時々、古屋さんの畑に足を運ぶのは、遊休農地の利用を広く呼びかけ、こまやかな指導のもとに、一過性でなく地道にしっかりと、それを根付かせようとしており、その経過を見るためでもあります。つまり、びっくり感覚の茶目っ気を心に、全身体を使って、真面目に真面目に農業に取り組んでいるのです。兄(姉)弟の仲も良いですよ。ひまわりの切り花販売についてこんなエピソードがあります。当初、「2本100円」を考えていた古屋さんに、お兄さんから「高い。3本100円に----」と言われて、この値段になりました。もちろん、2本100円でも十分安いのですが、こんな兄弟の交流がひまわり畑に息づいているのです。

 とにかく、一度、自らの目で確かめて下さい。「塚原駅」からグリーンヒル方面に向かう途中にあります。ひまわりが待っていますよ----。

 ひまわり畑の鑑賞は無料です。畑の中での写真撮影も自由です。もちろん、ひまわりには十分に注意してのことですが。畑に柵は無く24時間開放です。時間によっては面白い写真が撮れるかもしれませんね----。

あしがらユートピア農園のひまわり畑
 
古屋富雄さんと私
 



          1つ前のページへ