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2011.09.02    瀬戸章嗣

「70歳の楽しみ・・・バス・スキー」

 私は、四季を通じて山やゲレンデでなく街中で、スキーを楽しんでいます。込み合っていないバスが来たらいつも、又スキーが楽しめると思う毎日です。

「発車します!おつかまり下さい!」 の声で、ポールの側か、吊皮がすぐに掴める位置を確保し、手はそばに近づけてはいるが、つかまらず、10停留所ほど先の目的地へ着くまで、車の動きに合わせながら、バランスをとって重心を移動させ、脚の突っ張りや、膝のクッションを組み合わせて、つかまることなく目的地で下車することが出来ると、「見事滑り降りた!」という満足感を味わっています。

 発車直後、交差点、追い越し、カーブ、上り阪、下り阪、横断歩行者避け、渋滞、停車前などの運転手のハンドル操作によって起こる重心移動が、言わばゲレンデや山の起伏や坂で、それに対応して重心移動をするのは結構、頭と身体のバランス力が必要で、滑り終えると、かなりの達成感があります。

 老化によるバランス力低下の防止にもなると思って続けています。普通、老化による体力の低下は、腕力や脚力などの低下が70%ぐらいでも、バランス力は50%ほどに低下すると聞いており、バランス力は意識して、鍛えたり、低下による安全対策が必要かと思う次第です。

 最近のバスは窓が広く透けて四方が見えるので、春は桜、夏はカンナや百日花、秋は紅葉、冬は山茶花など、山スキーとは違った景色を楽しみながらの滑降気分が味わえます。

 転んでは元も子もないから、すぐにつかむ準備をしておくことが肝要ですが、準備さえすれば、70歳の楽しみの一つになると思っています。川崎市では、70歳からバスが半額の100円になりました。

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