ちょっと発表


びっくりポン! 金沢八景に瀬戸神社があった
2016.04.21
6組  瀬戸章嗣

 先週、滅多に行かない三浦半島へ入り、午後のマンション関係セミナー受講前のランチ目的で金沢八景駅に初めて降りてラーメン屋を見つけたのですが、駅から数分のところに、自分姓と同じ神社があるのを、75歳で初めて知りました。まさに<びっくりポン>です。

 それが、古墳時代からの祭祀跡で、江戸時代の新田開発で大きな入り江の大部分が埋められ、地形的に変わったものの、今も残る瀬戸橋辺りが、内海と外海との間の狭い海峡で、潮の満ち干で海水が出入りする時に渦を巻く、<狭い門>=<瀬戸>が、<災や穢れを洗い落とす海の神がいるとして崇められていた場所に、1180年挙兵に当たり、源頼朝が伊豆三島明神を遷祀して創建した神社であると知りました。

 源実朝が、<わたつみの 瀬戸の社の神垣に 願いぞみつる 潮のまにまに>と献詠し、徳川家康も1600年に自ら参詣し、100石を社領として寄進したというのを、帰ってから、<瀬戸神社>や<神奈川県神社庁>のホームページで知った次第です。

 主神の<山の神>を含めて祭神が14あり、神々のご利益と<所願成就>を謳っているのが、いかにも古い昔からの神社らしいと思いました。天下泰平、五穀豊穣から個人の願いまで、大概の願い事が対象らしい。

 因みに、<瀬戸>の地名は全国各地にあり、山にも川の瀬戸があり、我が家の瀬戸は、山の瀬戸に由来しているのではないかと思っていますが、神社名と同じと知って喜ぶのは歳の所為かとも思うものの、素直に喜んだ次第です。 
   
 <金沢八景>は、<八景というから良い景色の所だろう>位に思っていたのが、現地に立つと、近代  建築物ができる数十年前までは、<真に景勝の地でありました>という説明が<さぞあらん>と想  像できました。駿府の家康も江戸との行き帰りに楽しんだようです。

 <洲埼の晴嵐>=洲崎神社付近の朝もやに煙る松林、
 <野島の夕照>=夕照橋付近の夕日に照らされた遠くの山、
 <瀬戸の秋月>=瀬戸橋付近の水辺に映える秋の月、
 <平潟の落雁>=平潟(野島橋付近)の干潟に降り立つ雁の群れ、
 <小泉の夜雨>=手子神社周辺の水辺の夜の雨、
 <内川の暮雪>=内川橋、瀬ケ埼方面の夕暮れも雪景色、
 <乙艫の帰帆>=海の公園付近の港に帰る漁船、
 <称名の晩鐘>=称名寺付近の山寺の晩鐘                 
                                       以上

瀬戸神社 海側摂社琵琶島神社
平潟湾に浮かぶ摂社 琵琶島神社
瀬戸神社 山側本殿
瀬戸神社 頼朝の(服)福石