外交にもいろいろな種類と方法があります。2国間、多国間の政府の対話(難しい)、経済界の交流(これはトラブルの元にもなりかねない)、スポーツの交流、芸術の交流等である。
政治家の個人的交流もあるが、最近の政権外の政治家の中国訪問などは百害あって一利無しで、敢えて言えば国賊が為せるものとさへ言える。鳩山元首相、村山元首相、河野洋平、加藤紘一等々である。彼らは何の為に中国を訪れたのか? 日中の友好どころか中国へ行って日本政府の主張と真逆のことをやっているのである。これは日本が一枚岩でないということを敢えて造り出しているのであって、恥ずかしい限りである。馬鹿鳩などは親から貰った金の勘定でもしていた方がよほど似合っているというものだ。
政権内の公明党は安倍首相の足を引っ張らないようにしなければならない。安倍さんの主張はG7、EU、ASEANでも賛同を得ているのである。
中韓がこぞって執拗に反日を繰り返し、日本は軍国主義に戻りつゝあると盛んに吹聴しているが、今の中国こそが軍国主義そのもであるのは可笑しな話であり、それに同調する韓国も反日・恨日をひたすら続ける薄らトンカチである。最近の中韓は日本に対してチンピラの集り(たかり)のようなことさえやっているのである。商船の差し押さえ、戦時中の徴用工の問題の蒸し返し等である。
文化交流の推奨
周辺諸国との交流は非常に必要且つ重要で是非強力に押し勧めたいものである。周辺地域の国民同士の交流が盛んになれば、政治的に難しい問題も解決し易くなるのではないかと考えるのである。スポーツの交流はどちらかが勝ち、どちらかが負けるという仕組みなので、感情的に対立し易くなり、あまり効果的とは言えない。やはり、文化・芸術の交流が適しているのでは無いかと考える。
例えば日中韓の画家達の合同展覧会、その国独自の舞踊や歌曲の合同開催等である。
いま、私が一番実現して欲しいと思うのは、多国間から寄せ集められたオーケストラの編成である。はっきりとした記憶は無いが、これは既に過去に試みられたことがあるのをうっすら覚えている。いま、日中韓や東南アジアから世界に羽ばたいている音楽家は非常に多い。特に日本からは多い。ベルリンフィルのコンサート・マスターには1980年代の安永徹さんと現在の樫本大進さんが活躍している。その他指揮者やいろいろな楽器の日本人ソリストが全世界で活躍している。テレビで観る世界のオーケストラの中には必ず一人以上の日本人が入っている。韓国からも有名な指揮者チョン・ミョンフン(アメリカ国籍)と姉たちのチョン・キョンファ(ヴァイオリニスト)、チョン・ミョンファ(チェリスト)等が居る。そして中国、香港、ヴェトナムからも世界で活躍している音楽家がいる。
韓国のオーケストラには、ソウル・フィルハーモニー、ソウル市立交響楽団がある、KBS交響楽団、ソウル・ナショナル・シンフォニー・オーケストラ等。釜山・蔚山・馬山・光州・大田・大邱等の他、殆どの地方都市に存在する。 中国のオーケストラには、広州交響楽団、昆明交響楽団、四川交響楽団、上海交響楽団、香港フィルハーモニー管弦楽団等、地方にも沢山存在する。
台湾には国家交響楽団、台北市立交響楽団、国立台湾交響楽団、高雄市立交響楽団等がある。
ベトナムには、ベトナム国立交響楽団、ホーチミン市交響楽団等がある。
その他、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン等にもある。
以上は、プロのオーケストラであるが、小・中・高等学校クラスのアマチュア演奏家にも腕の良い人達が沢山いるので、そのクラスの合同演奏会も面白いと思う。これは国内での話だが、指揮者の佐渡裕さんが率いるスーパーキッズ・オーケストラ等という素晴らしい日本のオーケストラもある。先日、テレビで放映していたが、大変良かった。
ではどのように構成され運用されれば良いのか。例えば日中韓では20〜30名づつ集まっても大編成のオーケストラが誕生する。そして日中韓の各都市を廻り、西洋クラシックの他にそれぞれの国の作曲家の作品を演奏すれば、とても良い親睦と国民間の交流に繋がり、やがては政府間の円満の話し合いに繋がれば良いと思う。しかし、そこまではなかなか難しいでしょうね。 |