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失礼なこと 4組 吉田明夫  2012.11.25

 外国の地名や人名について、一部を除く殆どの放送局や新聞雑誌では日本の発音で表現している。
例えば中国の前国家主席「胡錦濤」を「コ キントウ」、新国家主席「習近平」を「シュウ キンペイ」という具合に。首都の「北京」を「ペキン」と。
 それなのに韓国の大統領には「イ ミョンパク」と韓国の発音に近い表現をしている。これらの違いと統率の無さは何なのか?

 外国の地名や人名を勝手に日本的な発音や記述で表現することは非常に失礼なことであると思う。
完全に現地と同じ発音となると難しいが、出来るだけそれに近づけることは必要で有り礼儀でもあると思う。
「胡錦濤」は「フ チンタオ」、「習近平」は「シー チンピン」、「北京」は「ペイジン」である。このような表現をしている新聞は私の知る限り朝日新聞だけである。特にNHKなどはこのような非常識な表現を率先して改めるべきである。

 東京のことを中国人が「トンジン」、韓国人が「トンギョン」と我々に話しかけてきたら解る人はよいが、そうでない場合は一瞬面食らってしまう。相手の国の人達も同じだと思う。

 私の姓は「吉田」であるから、韓国の発音では「キルジョン」であり、「キルジョン」さんなんて呼ばれたって嫌な感じがするだけである。相手に対しても同じで、「金」さんを「キンサン」、「朴」さんを「ボク」さんではなく、それぞれ「キム」氏(シ)、「パク」氏である。
 とは言え日本語で会話をしている時は、「氏」でなく「さん」でも失礼にはあたらない。


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