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アンダンテ ソステヌート 4組 吉田明夫  2015.02.10

 日本の領土

 北方四島、竹島、尖閣諸島。この三つの日本領土で実効支配出来ているのは、辛うじて尖閣諸島だけである。北方四島も竹島も1945年、終戦直後のドサクサに紛れてソ連と韓国に乗っ取られたものである。
 武力によらず対話で解決だと声高々に叫ぶリベラル派の人達が多いが、武力で取られた北方四島と竹島は対話で取り戻せると思っているのだろうか。対話で尖閣諸島を守ることが出来ると思っているのだろうか。もし、対話や外交でそれが可能であるとしてもそれには強力な防衛力のバックアップが無ければ不可能であろう。現に竹島には韓国軍が常駐し、択捉、国後両島には2016年までにロシアは軍事拠点を新たに整備する方針を明らかにした。政府は尖閣諸島に領土問題は存在しないと言っている。ならば何故実効支配の形を示さないのか。尖閣諸島は一度盗られたら取り返せないであろう。北方四島や竹島のように。


 東シナ海

台風が来なければ毎日のように尖閣の海に押し寄せる中国の海警船や航空機、これは対話をしようという合図だと思うのか。小笠原諸島へ大挙して押し寄せる中国の珊瑚泥棒集団。五島列島に押し寄せる中国漁船の大群。地元の漁民は悲鳴をあげて嘆いている。

 尖閣の現状は海上自衛隊の能力を中国海軍が上回る迄続くという。現在、海上自衛隊の戦闘能力は世界一だと言われている。只、数が確保出来ていないのが難点だそうである。その能力を越えようと中国は経済力にものを言わせて軍拡に勤しんでいるのである。中国が手を出さないのは海自の能力もあるが、日米安保が存在することが大きい。

12月10日の報道で次のような記事が目に入った。「日中首脳会談で、偶発的な衝突を避けるための「海上連絡メカニズム」の実施に向けて協議を進めていくことで一致してから、1か月を迎えました。
しかし、防衛省が、事務レベル協議の再開を呼びかけているものの、中国側は応じておらず、運用開始のめどは今のところ立っていません。
」と。


 南シナ海

 中国、フィリピン、ベトナム、マレーシアなどで領海を巡って争いが生じている。現在は武力衝突には至ってないが、それは軍事力の差が大き過ぎるからである。フィリピンと東マレーシアの沖合にある南沙諸島(スプラトリー諸島 Spratly Islands)に今年中国は基地を整備しつつある。実は1974年に西沙諸島で中国とベトナムは交戦し中国が勝利している。南沙諸島でも1988年に中国とベトナムが闘い、やはり中国が勝利している。同じように日中の軍事バランスが中国に有利で、日米安保条約が無ければ、尖閣はとっくに占領され、さらに沖縄周辺の島々は順次中国のものになっていただろう。そうなると沖縄の漁民の生活は成り立たなくなり、シーレーンの確保も難しくなり、日本経済に大きな打撃となるであろう。日本でリベラル派を自認する人達はどう思うか? それでも防衛力は不要と主張し続けるのだろうか? その日米安保条約も米中関係や米国の内部事情により、いつ効力が無くなるかも不確かである。


 アンダンテ ソステヌートの 中韓ロ

 アンタッテ ソシテ ヌスット(盗人) なのね。   ちょっと無理があったかな?


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