ちょっと発表


西和賀の自然と繋ぎの郷文化(6/18 NHKあさイチ紹介)に思う
2015.06.18
6組  瀬戸章嗣

 同期故廣瀬龍一さんゆかりの岩手県西和賀町が、<あさイチ・・東北のへそ>として放映紹介されたのを見て、<都会と田舎の架け橋>を目指した彼の思いが実現したように思ったので報告します。

 2013年5月のWEB11で、吉田明夫さんが<ちょっと発表>された「廣瀬龍一さんと古民家の保存」に、廣瀬さんが残りの人生を過ごしたいと思った、旧沢内村(H17合併で西和賀町)の様子写真が紹介されていますが、<美しい自然>と<古いものを大事にし>、<人と人が助け合う習慣>の文化が、新しい時代の脚光を浴びて、NHKも取り上げたのだと思いました。

 話題は、住民が協働作業で作った魔よけの<わら人形>販売、安くて1か月分も買う人がいる特売スーパー、全戸参加<繋ぎの郷づくり委員会>による<農作業や環境作業他イベントの協働作業>、「元気ですか」の方言の「まめでらが~」の住民と町外居住の集落出身者向け発行、廣瀬さん発行<西和賀の自然と文化>で見た覚えがある美しい保存林の散策、(廣瀬さんが去ってから、<廣瀬の森>と名付けられたと聞いた。)特大ワラビ取り、ワラビの畑栽培、大根の一本漬け、雪の下埋め適温発酵納豆など等。

 高齢になっても、人とのつながりの中で、協働しながら、楽しく暮らしている人々がおり、町の外で働いているが、定年になったら帰ってくるという勤め人などがいました。

 廣瀬さんと一緒に文化遺産保存に協力したカメラマンの瀬川さんがテレビで森の花園めぐりの案内をしているのを見て、田舎の良さを、田舎の人以上に感じ取って、それを残すことの意味を田舎の人に伝えようとした廣瀬さんの思いが、村人の意識的な協働作業取組に繋がっているように感じた朝でした。

 私は今、マンション管理士として、マンション居住者の幸せを考えることをしていて、権利を重視した法律や便利規則の中で、コミュニティの希薄化と向き合っていますが、自分自身が子供の頃に田舎で感じていた、人と人とのつながりの有難さを、マンション生活での幸せ実現にどう生かせるか、考えていこうと思いを新たにしたところです。


         
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