マスメディアの報道によると、石破茂自民“党”幹事長は、集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈変更について「今国会の会期に“閣”議決定する」と息巻いていたそうですね。与党とはいえ、“立法”府である「国会」を構成する一政党の幹部が、“行政”府である「内閣」の行う閣議の予定について口出しするのはヘンだと思うのですが、この点に触れたマスメディア論調にはお目にかかったことがないように思えます。今や「三権分立などというのは中学校で習った“建前”であって、“本音”は“立法も行政もごちゃ混ぜ”なのさ」と言うのが常識として罷り通っているように思えます。国会で行われる党首討論なども、本来なら、「立法にあずかる各政党間の立法方針に関する討議」の機会であるべきなのに、実態は「総理大臣vs野党党首」の“立法も行政もごちゃ混ぜ”論談の場にしかなっていないようです。 |