ちょっと発表



 

2015.12.25   3組  佐々木 洋
 有り難や友の“御用”と“尻拭い”


“いい加減”なサケ論議を正す“一家言”

 ねえねえ読みましたか、遠藤紀忠兄(通称:エンちゃん)の「鮭について 佐々木さん、吉田さんへ」。さすが「日本の鮭博士」!物凄いウンチク!これぞ“一家言”の持ち主!と、いくつもの!マーク続きで私は読ませてもらいました。“一家言”とは正反対の“いい加減”で、舌足らずで、中途半端なマイレポート「魚名魚字Part11サケの巻」の尻拭いをしていただき有り難く思っています。しかし、Web11読者諸兄姉も、清く正しく美しい“一家言”に触れることができたのも“いい加減”レポートがあったからこそと思し召して「魚名魚字シリーズ」筆者の私にも感謝してもらわなくては困ります。また、さすが多士済々の小田高11期生で、私のように打てば“埃”しか出てこない記事を投稿しても、きちんとその埃を払ってくれるエンちゃんのような“誇り”高い“一家言”の持ち主がいると、改めて信じてもほしいと思います。しかも、エンちゃんなんか、私の“誇り”を傷つけまいとして、タイトルの「鮭について 佐々木さん、吉田さんへ」が示す通り、“問題記事”の投稿者と編集長殿に対して“Only for your information”として送ってきてくれたのですが、それではあまりにモッタイナイので、私の方から「是非ウンチクのお裾分けを」とお願いしてWeb11記事としてお目見えすることになったのです。きちんと尻拭いをしてくれる仲間がいることを信じて、私に負けないほど“いい加減”な記事をWeb11に安心して気軽に投稿するようお勧めします。

見過ごせない「二の轍」の誤用に“御用だ御用だ”
 
  一方、山本哲照兄(通称:テッショー兄)からは、これも私が投稿した「オリンピック神話に思う」のうちの小見出し「東京はアテネの二の轍を踏む?」について「誤用だ御用だ」という“ご注進”がありました。「相変わらずのべつ幕なしに噴出してくる“ダジャレ”や”語呂合わせ”には目をつぶるとしても」と前置きしてから、私の「二の轍を踏む」という表現について、「これはちょっと見過ごせないな」と言うものです。テッショー兄曰くは以下の通りです。

  「二の轍」とはどういう意味でしょうか?「二の舞を演じる」と「前轍を踏む」とを混同>> している  ように思われますが、如何ですか?「二の舞を演じる」は「二の足を踏む」 と言う言葉と混同されて  「二の舞を踏む」と言う者もおりますが、これは明らかに間 違いですね。「前轍を踏む」は正確には  「前車の轍を踏む」ですが、これはほかに混用される表現はないようです。「二の轍を踏む」と言う表  現はうっかりミスなのかそれともこれも貴兄一流の「語呂合わせ」による造語なのか、どちらでしょう  か?

ダジャレ・カタル(過多ル)は不治の病?
 
  これに対して私は早速、“返歌”メールを送り、冒頭に以下のように記しています。
  アンガトアンガト。ボケ防止(あ、いけね、これもうっかりミスだ。正確に言うと、既にボケているの  で“ボケ進展阻止”)のために文章を書き綴っているだけなのに、読んでくれた上に、「誤用だ御用だ」  と“教育的指導”をいただけるなんて! それにしても「相変わらずのべつ幕なしに噴出してくるダジャレ  や語呂合わせ」ですか。これでも自粛しているつもりなんですけどねえ。ダジャレ・カタル(過多ル)  は不治の病なのかな。

 私のダジャレ・カタル・ウィルスが伝染してしまったのでしょうか、テッショー兄は風邪をひいて、その後(12/21)小田原駅前の「鳥ぎん」で開かれた水口幸治兄(通称:ゴルフ君)、中澤秀夫兄(通称:吹き矢君)、藤井暉生兄(通称:テルさん)との忘年会を欠席するという残念な仕儀になってしまいました。昨日(12/23)も、小峰庭球場での小田原の八幡山テニスクラブ(因みに辻秀志兄が創始者のひとりで、根岸俊郎兄も“3年3組トリオ”の一員として加わっています)の練習会で、「来年はダジャレを自粛する」と口走ったところ、「そんなことしたら佐々木さんのアイデンティがなくなっちゃう」と総スカンでした。そんなわけで、ダジャレや語呂合わせは私の唯一のアイデンティティのようですから、来年も、ダジャレ・カタル・ウィルスに伝染しないようご留意いただきながら私のWeb11投稿記事をご軽視ないしご無視くださるよう、この場を借りてお願いしておきます。

「独壇場」も本来はトンチンカン語
 私のテッショー兄宛“返歌”メールは、本題の「ニの轍」について以下のように記しています。

 早速、インターネットで調べてみたところ、平気で「ニの轍を踏む」という表現を使っているオロカ者のなんと多いこと。逆に「オレだけじゃないんだ」と安心感を持ったりもしています。「山岸勝榮の日英語サロン」(http://blog.livedoor.jp/yamakatsuei/archives/52163785.html)なんかには、貴兄と同様な指摘をした上で、同じトンチンカン語「二の舞を踏む」が「昨今では市民権を得つつある」と認めて、更に「二の轍を踏む」という言い方が、「ニの舞いの轍を踏む」のではないかと懸念している様子が見えます。
同じくWeb11に最近投稿した「魚名魚字Part11」に駄洒落で加えた「独壇場」も“本家” は「独擅場」だったんだけど、セン(擅)をダン(壇)と誤読したドクダンジョウのドクセン状態になってしまっていますものね。改めて漢字辞典を引いてみると、「擅」の字は「ほしいまま」や「自分勝手」、「占める」などという意味を持つガンチクの深い言葉で「壇」ごときに負けてほしくないところなんですが、本家を乗っ取られて気落ちしたのか“現役引退“してしまい、かつての由緒正しい「擅権」は「専権」、「擅横」は「専横」に それぞれ身を持ち崩してしまっているのですから、字の命なんて儚いものです。
そのうちに「前」の字が現役引退したら「ニの轍」が「前の轍」を世襲することになるのでしょうが、それほど待ち望まれる表現じゃありませんね、「二の轍を踏む」なんて。 「恐縮」を「給食」とするような“スケールの大きさ”もありませんし。何よりも、日本語教師として日本語の誤用をしたことを恥じて、蟄居閉門に身を処すべきか…とは少しも思わず、「再発防止に努めます」というお詫びの記者会見で多用されている常套語を弄しつつ駄文捏造に励み続けますので、今後ともお見捨てなく教育的指導を賜りますよう宜しくお願いします。
     
 以上、私が投稿したWeb11記事の浅薄な内容と日本語の誤用の程を改めてご紹介しましたので、お詫びかたがたご甘受ないしご修正くださるようお願い致します。いずれにしても、この一年間、Web11を通じて小田高11期生の皆さんとの交流をフルに楽しませていただきました。上記の“御用”と“尻拭い”のような双方向コミュニケーションが楽しめるのもWeb11ならではないかと思っています。来年はWeb11を通じて一層の双方向コミュニケーションができればと願っています。皆さま、どうぞ良いお年を迎えられ、“高貴幸齢”の日々を過ごされますように。